33本塁打のテオスカーがドジャースと再契約を交わし、次は44本塁打の外野手が大型契約を手にする!?
テオスカー・ヘルナンデスは、来シーズンもロサンゼルス・ドジャースでプレーする。インスタグラムに「アイム・バック」と書き込んだ。ESPNのジェフ・パッサンらによると、契約は3年6600万ドル(2025~27年)。4年目の2028年は、年俸1500万ドルの球団オプションだという。
2024年に30本塁打以上を記録し、今オフのFA市場に出た外野手は4人いた。41本塁打のホアン・ソトは、15年7億6500万ドル(2025~39年)の契約でニューヨーク・メッツへ。31本塁打のタイラー・オニールは、ボルティモア・オリオールズと3年4950万ドル(2025~27年)の契約を交わした。テオスカーは、33本のホームランを打ち、それまでの自己最多だった2021年を1本上回った。
残る1人は、44本塁打のアンソニー・サンタンデアだ。ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマンによると、サンタンデアは、5年契約を望んでいるという。ソトとテオスカーと同じく、サンタンデアも、1年2105万ドルのクオリファイング・オファーを申し出られ、それを断った。
サンタンデアがプレーしていたオリオールズは、オニールを手に入れたので、サンタンデアを呼び戻すことはないはずだ。サンタンデアを迎え入れようとするのは、オリオールズと同じア・リーグ東地区の2チーム、トロント・ブルージェイズとボストン・レッドソックスではないだろうか。
ブルージェイズのライトには、ジョージ・スプリンガーがいるが、レフトは確定していない。ブルージェイズは、ソトとの契約に動いていたようだ。
一方、レッドソックスからは、オニールがFAになった。もっとも、外野手が不足しているわけではない。ジャレン・デュラン、ウィリアー・アブレイユ、セイダーン・ラファエラの外野トリオでも、問題はないように見える。
レッドソックスがサンタンデアと契約を交わすとすれば、その目的は、オニールがいなくなったことで失われたパワーの補填だろう。サンタンデアは守備に難があるので、レッドソックスに入団した場合、吉田正尚に代わってDHを務める可能性もある。
なお、ソトを呼び戻せなかったニューヨーク・ヤンキースは、トレードにより、シカゴ・カブスからコディ・ベリンジャーを獲得した。