「地球から月まで新幹線で行ったら何日かかる?」子どもの知的好奇心を育てる!大人も楽しい宇宙の絵本
美しい星空を眺めていると、その星々についてもっと知りたいという気持ちが溢れてきます。こんなに科学が発展した現代においても、宇宙には、いまだに解明されていない謎が数多に存在しています。そんな不思議でいっぱいの宇宙は、子供たちも夢中にさせます。子供たちと星空を眺めていると「あれ何?」「なんで?」が次々に溢れてきて、困ってしまうときがあります。しかし、「何?」「どうして?」は、子供の知的好奇心を育むチャンスです。子供と一緒に知りたいことを調べてあげることで、子供が「なるほど!そうだったのか」「知りたかったことが、わかった!」という知る喜びという体験ができます。この知るという喜びが、知的好奇心を伸ばしていくことにつながると考えられています。また、お子様の興味関心を広げることは、お子様の将来の可能性を広げることにもつながります。
今回は、そんな宇宙に夢中のお子様や、お子様と一緒に宇宙について学びたいパパやママにもおすすめの絵本をご紹介したいと思います。
「地球から月まで新幹線で行ったら何日かかる?」子供の好奇心が広がる宇宙絵本!
『はじめてのうちゅうえほん』
出版社:パイインターナショナル 絵: てづか あけみ 監修: 的川 泰宣
「地球から月まで新幹線で行ったら53日かかる」や「太陽までは飛行機では、20年かかる。」など、子供たちの好奇心をくすぐる情報が満載です。「月まで新幹線で53日かかるんだね、いつか家族で旅行できる日がくるのかな?」そんなことを親子で話しながら、未知の冒険への夢が膨らみます。子供がイメージしやすい質問や表現で、楽しくわかりやすく宇宙について学ぶことができる絵本です。太陽系の紹介、流れ星、隕石、天の川、人類が宇宙で行っていることなどが可愛いイラストとやさしい言葉で解説され、まだ図鑑を読むのは難しいというお子様にも読みやすい作りになっています。著者のてづかあけみさんの「はじめての○○のほん」シリーズは、とてもわかりやすくてどの本もおすすめです。宇宙に興味を持ったとき、最初に手に取りたい一冊です。
始まりはノミのジャンプから!宇宙の果てまで広がる世界。星の進化から宇宙有限論まで学べる科学絵本!
『宇宙 そのひろがりをしろう』
出版社: 福音館書店 作・絵: 加古 里子
なんと始まりはノミのジャンプから。宇宙の果てまで世界がどんどん広がっていく様子を描いていく科学絵本です。加古里子さんの科学絵本は情報が豊富で、星の本質、宇宙の構造などがわかりやすく説明されています。宇宙の広大さだけでなく、様々な速さや高さの比較も面白く、専門的で緻密な内容も、子どもたちにわかりやすく楽しく読めるような作りになっています。
あとがきでは、作者の加古里子さんが作品をどのように制作してきたかや、本文では語りきれなかったもっと深い解説が掲載されていて、このあとがきも非常に読み応えがあります。ぜひ、あとがきも親子で読んで見て下さい。
今回は、宇宙について学べる絵本をご紹介いたしました。宇宙にはまだ解き明かされていない謎がいっぱいです。子供の頃の好奇心や探求心を育んで、そんな宇宙の不思議を解明してくれる研修者たちが、いつの日か生まれてくれたらと夢見てやみません!小さな研究者たちの未来が楽しみです。
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