5月5日まで!高島屋さん限定販売「こどもの日」だけの名店の特別な上生菓子がデパ地下に勢揃い
5月5日は端午の節句。ほぼ全国の和菓子屋さんでは、立派な柏の葉にお餅を包んだ柏餅や粽がお目見え。粒餡、こし餡、味噌餡…地方によってはずんだ餡、栗餡を包んでいるお店も。
しかし、柏餅や粽ばかりではありません。見目麗しい、そして愛らしい上生菓子も外せませんね。
東京は日本橋、そして新宿といったターミナル駅から比較的全国的に店舗を展開する日本三大百貨店のひとつといっても過言ではない高島屋。高島屋のデパ地下には全国から選りすぐりの和菓子が集う「銘菓百選」という売り場が設けられており、期間限定や日替わりで入荷するものも沢山!毎日訪れても飽きない売り場です。
今回は、2024年5月2日~5日まで展開予定とされている端午の節句限定の上生菓子を3つご紹介。
瀬戸内海が織り成す雄大な景観と共に歴史を重ねてきた香川県「寶月堂」さんからは、練り切り製の「こいのぼり」。柔和な薄紅色の緋鯉の鱗模様は、鱗の型ではなく青海波という伝統的な波の模様。その型の向きを90度くるりと傾けることにより鱗を表現するという柔軟な発想によって、目と鼻はなくとも活き活きとした表情に。
頭の部分はぽってりと厚くそして白く、尾っぽは薄目にという厚さも調整された練り切り餡には、小豆の味わいや食感を大切にしていることがしっかり伝わる粒餡が包まれています。
さて、鯉のぼりに欠かせないものといえば…ひらひらと風にそよぐ「吹き流し」。その吹き流しをお菓子に落とし込んだのは、広島県の「旬月神楽」さん。旬月神楽さんの上生菓子の特徴のひとつに、ガーリーなパステルカラーがあげられるのですが、こちらの浮島という和のケーキと檸檬羹をあわせたお菓子もまさに旬月神楽さんカラーな意匠。昨年もお作りになっていましたが、今年は檸檬羹の部分を増やし食べ応えもアップさせたのだとか。また、檸檬羹に入っているレモンピールも、地元呉市産の檸檬を使った自家製とのこと。
檸檬羹のフレッシュな甘味、ふんわりとしたまろやかな浮島の甘味それぞれを、レモンピールのほろ苦さがきゅっと引きしめてくれるちょっと大人な印象も。
今回の企画初登場となるのが、自家炊きのこだわりあんこが美味しいと名高い「とも栄」さん。練り切り製の「ますらお」は、金箔を乗せて堂々と煌めく三日月が東北の名将でもある隻眼のあの方を彷彿とさせますね。舌先からじんわりと優しく染み込んでいくような甘味が印象的な練り切り餡は美味しい白餡があるからこそ。
そして中に包まれているのは、ちょっぴり洋酒を纏わせたヘーゼルナッツ餡。ぽりぽりとした軽やかな食感と、香ばしすぎない薫香が心地よいヘーゼルナッツと洋酒のコンビはどことなく洋菓子のような甘露。礎がしっかりとしたこし餡だからこそアクセントの食材が光るのかと。
「ますらお(益荒男)」という銘も子供の日にぴったり!ぜひ調べてみてくださいね。
可愛いもかっこいいも、そして美味しいも叶えてくれる和菓子たち。世代を問わず、お茶だけではなく珈琲や紅茶、洋酒とも合わせて楽しめそうなラインナップです。
今回ご紹介した3点の販売期間は2024年5月2日~5月5日迄。
日本橋・新宿・横浜・玉川・柏高島屋さん各銘菓百選では期間中毎日販売、岐阜・京都・境・泉北高島屋さんでは数量限定販売とのことです。お取り置きが可能な店舗もございますので、お目当てがある方におすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<新宿高島屋・銘菓百選>
公式サイト(外部リンク)
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿高島屋地下1階
03-5361-1111
10時30分~19時30分