これから折り畳み式日傘を買う「中年男性」の方へ 悪目立ちしない傘の選び方
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
8月もあと1週間ですが、残暑はまだまだ続きそう。9月には連休も控えています。今回は、旅先で傘の常備が欠かせない旅の専門家が、「折り畳み式・日傘雨傘兼用」をお探しの男性に絞って、選び方をご紹介します。
まだまだ悪目立ちする「男性の日傘」
続く酷暑のなか、男性の日傘も徐々に増えてきましたが、まだまだ断然少数派。
日傘初心者あるあるが、通販などでおしゃれな日傘を買ってしまい、町で悪目立ちしてしまうパターン。結論から言えば、男性の日傘は「黒」がおすすめです。
女性で、シンプルで装飾のない黒の傘を選ぶ人はほぼ皆無。「男性専用」のオーラがあり、町で目立つことがありません。
折り畳み日傘の購入は、こう失敗する
「では、日傘を使い慣れた通販で買おう。口コミも見慣れているし、楽勝!」と思うのですが、非常に失敗率が高いのが日傘です。
・クチコミ評価が良い日傘を買ってみた …購入してみると、少しの風でひっくり返る粗悪品だったことがあります。クチコミを投稿すると、割引券がもらえる商品もあるようで、悪くは書けないものです。
・構造や部品が素晴らしい日傘を買ってみた …ギミック(特別な仕掛けや趣向)に惹かれるのは男性の買い物あるあるですが、折り畳み傘は設計が難しいようでです。見た目にとても欲しくなる、特別な工夫がされた構造の商品が大外れだったことがあります。
・高いものを選んでみた …折り畳み傘の設計は難しいです。メーカーの技術が低かったようで、高く(5000円前後)て悪いものをつかまされたことがあります。
・モデルが傘をさした雰囲気に惹かれるものを選んでみた …それはモデルが良いだけです! 折り畳み傘は当たり外れが大きく、モデルで選ぶのは避けたいです。
初めての折り畳み日傘、選ぶうえで気をつけたいのは3点
先に挙げたような失敗を踏まえつつ、折り畳み傘(日傘・雨傘兼用)を選ぶうえで気をつけたい点を挙げてみます。
1 重さは200g前後 …300gでは重すぎ、常に持ち運ぶモチベーションはガタ落ちします。100gでは通年の使用に耐える折り畳み傘の設計は難しく、頑丈度が犠牲になりやすいと考えられます。
2 しまいやすい …折り畳み傘を使いまわすうえで最大のポイントが、駅に到着した時などに傘を畳んで収納するときの手際。「丁寧に折り目を付けてください」などと書かれた製品は論外で、ささっと巻いてしまえる商品がベスト。マジックテープが両面対応だと、右に巻いても左に巻いてもよく、とても便利です。
3 値段が高すぎず安過ぎず …折り畳み傘は、どう作っても寿命は1~3年。ある程度使い捨ての面もありますので、数千円が妥当です。
これから男性が折り畳み式の日傘兼雨傘を買うなら、無印の黒は有力な選択肢
あとは、読者の皆様のセンスで日傘を選んで頂きたいのですが、もしおすすめを1つ挙げるなら、全国どこでも手に入る、無印良品の折り畳み傘です。
晴雨兼用 折りたたみ傘
親骨の長さ60cm・6本骨・黒
商品番号83516956
消費税込 1990円
写真が無印良品の日傘(雨傘兼用)です。何とも地味で、あまり欲しいとは感じないかも知れません。筆者も1本目ならまず選ばなかった商品です。
しかし、重量234gは持ち運んでも苦にならず、最大のポイントである「しまうときのプロセス」は非常にカンタン。マジックテープが両面のため、左右どちらの向きで巻いても即座に収納できます。
また、折り畳み傘で注意したい風への耐性ですが、2か月間、都内や千葉県、静岡県、新潟県、福島県などで使用した範囲では、多少強風に気をつければ問題はありませんでした。
風でひっくり返ってしまった回数は、1、2回です。強めの雨も問題ありませんでした。
黒の傘は暑いのでは?と感じますが、実際には遮光(UPF50+)の威力が勝り、暑いと感じたことはなく、日陰のような体感となります。
無印良品の店頭にあるため、手に取って確認できる点も大きいです。なお、付属の袋にしまうさいは、傘をねじりながらしまうのがコツです。
折り畳み式日傘は選択肢が豊富です。選ぶさいは「200g」「しまいやすさ」「低価格」がカギになると筆者は考えていますので、参考になれば幸いです。
また、ぜひ欲しい!という気持ちはわかないかも知れませんが、案外悪目立ちしない「黒」に行きつくのではないかと思います。
傘選びは洋服選びに同じ。店頭で心惹かれるデザインのものがあまり似合わず、ありがちに感じたデザインがベストチョイスだったご経験はないでしょうか?
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