年末年始これから予約可 訳アリで「今年だけ」空室が多い、草津に劣らない硫黄温泉
宿泊経験500泊。関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
ようやく仕事も落ち着いてきたし、休める日も決まったけど、今から年末年始の温泉旅行なんて予約無理だよなあ?と思う方に、今年限りのとっておきの温泉地があります。
ケーブルの盗難でかなり人出が減る万座温泉
群馬県の万座温泉スキー場は、雪質がよく「粉雪の万座」と呼ばれます。
例年多くの人で賑わいますが、今年は全国で相次ぐケーブルの盗難に遭ってしまい、営業を大幅縮小します。
ごくごく一部の初心者コースしか営業できない状況で、スキーヤーにとっては大変残念な情報ですが、温泉ファンには予約が取りやすい状況が生まれています。
先日発表された「もう一度行ってみたい温泉地」調査では、別府など全国の超有名温泉に混ざり28位と大健闘。
その背景には、草津に劣らない泉質の良さがあります。
特急草津四万の終点のその先へ
上野から群馬の温泉地へ向かう、特急草津・四万(しま)号。
途中の渋川駅からは伊香保温泉、中之条駅からは四万温泉、沢渡温泉、終点長野原草津口駅からは草津温泉へのバスが出る、温泉列車です。
長野原草津口駅で、普通列車に乗り換え、さらに先の万座・鹿沢口駅へ。
「ようこそ」の文字にレトロ感を感じさせる、万座温泉への入口の駅です。バスに乗り換えます。
草津温泉から温泉街を引いて野性味を足したのが万座
万座温泉バスターミナルに到着。現在は雪に覆われています。
万座温泉の泉質は、簡単に言えば硫黄泉。草津温泉と同じく旅館近くに湯畑があり、できたてのお湯を楽しめます。
草津温泉との違いは、温泉街(みやげ物屋、飲食店)が存在しないこと。ホテルや旅館が、互いに距離を取って点在しています。
人工的に整備された草津温泉の湯畑に対し、万座温泉に点在する湯畑は自然のまま。
硫化水素ガスが出るため、立ち入り禁止エリアがあるほどです。名づけて野生の湯畑。
草津温泉から温泉街を引いて野性味を足したような、ユニークな温泉地です。
温泉が流れる川もあります。
出歩かずにホテルや旅館でゆったりと過ごす
温泉街がないため、ホテルや旅館でゆっくりと過ごす形となります。
写真の万座プリンスホテルは人気が高く空席はわずかですが、姉妹館の万座高原ホテルは、年末年始も余裕があります。
万座高原ホテルは、専用の庭園露天風呂を持っています。眺望は効きませんが、4種類の源泉を活用し、かなりの広さがあります。万座プリンスホテルの露天風呂も利用できます(シャトルバスを利用)。万座温泉ホテルは、今年は1月4日泊までの営業です。
お訪ねのさいは、かんたんでよいので長靴をご準備ください。
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【全県が穴場】群馬県1泊2日 モデルコース15選!(とらべるじゃーな!)