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プロ野球シーズンもいよいよ最後の盛り上がり。世界中でファイナルシリーズに突入 #専門家のまとめ

阿佐智ベースボールジャーナリスト
ナ・リーグ制覇を果たし「世界一」への挑戦権を得たロサンゼルス・ドジャース(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 世界には数か月にわたりリーグ戦を行うトッププロリーグが5つ存在する。その内メキシカンリーグは一足早く決勝シリーズを終了。トレバー・バウアー(元DeNA)、安楽(元楽天)らが所属するメキシコシティが10年ぶり17度目の優勝を飾った。

 今月に入って、日本、アメリカ、韓国、台湾で次々とポストシーズンに突入。日本時間昨日、DeNAがクライマックスシリーズを制し、ドジャースがリーグ優勝を決めたことによって、4か国のチャンピオンシップの出場チームが出揃った。

ココがポイント

ファイナルシリーズ第6戦で敵地でDeNAが3-2で巨人を破って4勝3敗で7年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。
出典:テレ東スポーツ 2024/10/21(月)

ドジャースは先にワールドシリーズ進出を決めたヤンキースと1981年以来の頂上決戦の場に駒を進めた。
出典:ABEMA TIMES 2024/10/21(月)

1位KIAタイガースが待ち受ける韓国シリーズは、21日にKIAの本拠地クァンジュKIAチャンピオンフィールドで第1戦が行われる。
出典:Yahooニュースエキスパート 2024/10/19(土)

台湾シリーズは前後期それぞれ優勝の中信ブラザーズと統一ライオンズの対戦で10月19日から始まっている。
出典:緯来體台 2024/10/20(日)

エキスパートの補足・見解

 例年のようにその存在の是非を巡って侃侃諤諤の議論が起こるポストシーズン制であるが、各国とも客入りは上々で、プロ野球ビジネスとしては今や欠かせないコンテンツとなっている。

 韓国ではレギュラーシーズン1位の起亜タイガースが、プレーオフで同3位のLGツインズを下し、「順当に」シリーズへの切符を手にした同2位のサムスン・ライオンズとシリーズを争っている。

 台湾では、元オリックス・阪神の平野恵一監督率いる後期優勝かつ年間勝率1位の中信ブラザーズが、前後期優勝チームに次ぐ勝率でワイルドカードを手にした元近鉄の古久保健二監督率いる楽天モンキーズをプレーオフで下した前期優勝チーム、統一ライオンズとシリーズを戦っている。

日本シリーズは今週末26日に、ワールドシリーズはそれより一足早く25日に開幕する。

ベースボールジャーナリスト

これまで、190か国を訪ね歩き、23か国で野球を取材した経験をもつ。各国リーグともパイプをもち、これまで、多数の媒体に執筆のほか、NPB侍ジャパンのウェブサイト記事も担当した。プロからメジャーリーグ、独立リーグ、社会人野球まで広くカバー。数多くの雑誌に寄稿の他、NTT東日本の20周年記念誌作成に際しては野球について担当するなどしている。2011、2012アジアシリーズ、2018アジア大会、2019侍ジャパンシリーズ、2020、24カリビアンシリーズなど国際大会取材経験も豊富。2024年春の侍ジャパンシリーズではヨーロッパ代表のリエゾンスタッフとして帯同した。

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