貯蓄率47.1% 中華系から学ぶ圧倒的な貯金力
OECDの調査によると、GDPに対する中国の貯蓄率は47.1%と、日本の4.5%に比べると圧倒的に高くなっています。
CEICによる総貯蓄率(2018)によると、強制貯蓄制度のあるシンガポールは47.7%と中国に匹敵する貯蓄率を誇ります。シンガポールも中華系が約7割の国です。
私がシンガポールで取材をした、世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏によると、貯蓄率の高さが、その国の将来性を測る指標になるということです。
「かつて日本人の家計貯蓄率は10%を超える水準で、世界的に見ても高かったのだが、バブル崩壊以降、年々落ち込んでいる。」『日本への警告』(講談社+α新書)
貯蓄力からも日本の勢いは落ち込んでいますが、個人ベースではイケイケの日本人もたくさんいて、特に海外では出会う機会が多いです。
今回は驚異的な貯蓄率を誇る中華系から学ぶ、その圧倒的な貯金力とお金の哲学をお伝えしたいと思います。
驚異的な貯蓄率から中華系はさぞかしケチなのだろうと思われるかもしれません。しかし、中華系は割り勘を嫌います。「中国人の爆買い」という言葉もあるくらい、お土産も豪快に買って知り合いに配ったりもします。
ではなぜ、これほどまで貯められるのでしょうか。
貯金をする動機が日本人とは違う
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