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保育園の入園が決まったらここは片づけよう!育休明けがスムーズになるお家の整え方

吉川永里子収納スタイリスト(R)・整理収納アドバイザー

まもなく全国的に新年度の保育園入園の結果が出ますね。

何を隠そう、今年は筆者も0歳児クラスの入園内定を待ち望んでいる一人です。

現在も仕事をしている身ではありますが、やはり保育園に預けて外で仕事をするとなると生活がぐっと変わります。

日中のんびり家事をやればよかった育休中とは違い、朝晩に家事が集中します。

ヘアメイクをしなくても、1日中部屋着を着ていても許された期間は終わります。

預けることで一人の時間や、仕事の時間は確保できても、そのぶん朝晩の時間が慌ただしくなるのは明白です!

そこで復帰後の負担が少なくなるように、事前にできる限り準備しておきましょう。

復職後の生活をラクするために、最低限片づけておきたいポイントは3つ!

自分と子どもの少し未来の暮らしのために、今からしっかり準備して整えておきましょう。

洗濯物と洋服の片づけ

保育園に通い始めると、子どもの洗濯物がぐっと増えます。

そして忙しい朝に、ママは仕事に着ていく服を選ばないといけません。

下手すると朝から子どもに汚されて、大人も着替えなくてはならないこともあります。

この洗濯物と洋服選びの負担、両方を一気に解決する方法は…

「手持ちの服を最小限まで減らす」こと

洗濯物が散らかる理由って、取り込んだあと畳んでしまうのが手間だからなんです。

だから、洗わないと保育園に持っていくお着替えがないというくらい、思いっきり減らしましょう。

そうすれば、洗って干して→すぐ着る・保育園に持っていく、という最短サイクルになります。

つまり、洗ってない洗濯物が洗面所に溜まることも、洗いあがった洗濯物がソファーの上に山積みになることもありません。

さらに、大人の服も厳選して減らしましょう。

そうすれば、ママの服も定番化して「選ぶ」という作業がなくなります。

仕事着を「制服化」してしまうのも賢い方法です。

洋服はとにかくできるだけ量を減らして、溜まる余地・迷う余地をなくしてしまいましょう!

キッチン用品の片づけ

次に、毎日どうしてもやらないといけないのが料理です。

忙しかろうと保育園に登園させる前に、朝食を食べさせなくてはいけません。

バタバタお迎えにって帰ってきたら、すぐに夕飯を食べさせないといけません。

本当に食事の準備は、生活の中で負担が大きい家事です。

食事の負担を減らすために、おすすめの方法は…

「使う食器とキッチン用品を決め打ちする」こと

もっと言えば、食事もパターン化して決めてしまうのが効果的です!

平日の朝晩のメニューは、お米・お味噌汁・お肉とつけ合わせの野菜。

そしてこのメニューを作るのに、使う道具も決めてしまい、それら一式を2セット用意します。

使う食器は、お茶碗・汁椀・平皿1つ・スプーンとフォーク・コップ・食事エプロン。

使う道具は、包丁・まな板・しゃもじ・おたま・菜箸・小鍋・フライパン。

そうすれば、ちょっと雑ではありますが、夕飯の後に1日分の道具を全部洗えばOKです。

忙しい朝に洗い物までできない!帰って来て調理の前に洗い物からやらないといけない!というストレスを手放しちゃいましょう!

子どものおもちゃの片づけ

保育園に通うようになると、育休中と違って家で遊ぶ機会が格段に減ります。

つまり、そんなにたくさんおもちゃが必要ないんです。

でも子どもは遊ぶのが仕事なので、忙しい朝に出発間際まで遊んでます。

もう家を出たいのに、リビングにおもちゃが散乱してるっ!とならない方法は…

「お気に入りのおもちゃをオープン収納にする」こと

遊んじゃダメ!おもちゃを出さないで!と制限するのではなく、出してもすぐ片づけられる量と仕組みにしておけばOKなんです。

壁でも棚でもどこか1ヶ所、オープン収納の棚を用意しましょう。

そこには今一番子どもが気に入っているおもちゃを、飾るようにして収納します。

オープン収納は、遊ぶときもパッと取れて、しまうのも一瞬です!

こうしておけば、出発するギリギリまで子どもは大好きなおもちゃで遊べて、ママは帰宅時におもちゃが散らかっていてイライラすることもありません!

産休明けで復職するママは、本当に大変です。

育児と家事だけだってやることたくさんあるのに、そこに仕事もするんですから当然です。

事前に準備しておけること、想定できることはしっかり対策。

そしてサボれること、手を抜けることは、大いに省いて堂々とラクしましょうね!

\こちらも参考に/

育休明けママが仕事復帰までにやっておきたい暮らしのパターン化

収納スタイリスト(R)・整理収納アドバイザー

2008年より整理収納アドバイザー・収納スタイリストとして活動を開始。片づけられなかった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに整理収納や暮らし術について発信。働くママ・妻・女性目線で行うライフスタイル提案が好評で、個人宅のアドバイスから、メディア出演や講演会など幅広く活躍中。プライベートでは離婚・再婚を経験し、現在はステップファミリーとして、夫と5人の子ども達に恵まれる。著書は『もっとラクに生きる!暮らしの整理術100』『なかなか捨てられない人ための鬼速片づけ』など多数。

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