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懐かしさが溢れる町中華のリバイバル。ネオノスタルジックな味わいは、誰もが親しみやすい地域密着のお店。

ラーログ/福岡グルメレポートインスタグラマー/グルメライター

昔ながらの町中華

福岡の西区、姪浜駅から徒歩数分の場所に、昔ながらの味わいを再現したお店は「福はこび 姪浜本店」。あの博多の有名店、博多一双の新ブランドとしてオープンしたのが2021年9月。懐かしいのに新しい「ネオノスタルジックなラーメン屋」をコンセプトに、今までにありそうでなかった、誰でも親しみやすい30年前の「町中華」を再現。「地域密着型の店舗」を目指して立ち上げた新ブランドのようです。

交差点に箱型で白い建物のお店は、看板や提灯など、ひと昔前の雰囲気を醸し出します。店内もテーブルやこの椅子がどこか懐かしい。30年前の町中華とは良く表現したもので、町中華のリバイバルですね。
それは、博多一双の創業者、この福はこびも含むグループの代表でもある、山田社長が幼少期に育ったという町で、その懐かしい思い出の味と雰囲気も詰め込まれているのでしょうか。

醤油ラーメン

メニューは醤油と塩の二本立て。メインの醤油ラーメンをチョイスしました。鶏と豚に野菜を使い炊き上げ、あわせるカエシはヤマタカ醬油。それぞれの食材の旨味を感じながら、熟成醬油の濃厚で深みある味わいが特徴です。白ねぎにメンマ、チャーシューに半熟玉子、誰もが懐かしさを感じる今までにない醤油ラーメンを目指した一杯です。

白ねぎにメンマ、チャーシューがトッピングされ、煮玉子はプラストッピング。誰もが懐かしさを感じる、今までにない醤油ラーメンを目指した一杯です。

醤油の色合いが濃く映るスープですが、見た目とは裏腹なさっぱり感。飲むごとに旨味を感じるのは、ベースである鶏や豚、そして野菜の旨味。そこに加える熟成された醤油ダレが、より奥深い味わいを引き出します。

中太くらいのちぢれ麵は、モチモチっとした食感が食べ応えあります。子の特注麺は製麵屋慶史。スープとのバランスもしっかりと考えられた、味わいやコシも兼ね備えた中太麺。意外にサラリといただけるのは、スープのさっぱりとした味わいがあるからこそ。

トッピングされた大きめのチャーシューが一枚。脂感が控えめで、歯切れよく味わいがよいチャーシューは、一枚でも十分に満足できる美味さとボリューム。

半分にカットされた煮玉子は可愛いですね。醤油の味わいのスープに絡めると、一口でペロリといただく美味しさ。

焼飯

そして外せないのが焼飯。この醤油ラーメンにマッチした味わい良い焼飯は、間違いなく鉄板セット。ランチタイムは焼飯セットでお得にいただけます。

こんがりと香ばしく焼き上げられた焼飯はパラパラっと美味しい。玉子をたっぷりと使って、強火で焼き上げ特製のタレで仕上げたという味わいは絶品です。

お店のマスコットキャラクターだという「はまにゃん」。お店の名前にちなんで、福を運ぶという「招き猫」をイメージしているそうです。この可愛さは、女性や子供にも親しみやすいですね。まさに地域密着のお店を目指すアプローチです。

職人が一杯一杯に思いを込めて中華鍋を振る。その思いは熱々で丼全体に旨味が広がる。この奥深き味わいこそ町中華の醍醐味。一度食べたら決して忘れることのない、そんな懐かしさが溢れるネオノスタルジックな味わい。地域密着型のお店は地域貢献にもつながり、社会貢献にもつながる。ラーメンを通して様々な思いを伝える博多一双のチャレンジは素晴らしく、そして美味しいものですね。

福はこび 姪浜本店

住所:福岡県福岡市西区姪の浜4丁目11−23
営業時間:11時00分~15時00分
     18時00分~22時00分
定休日:不定休
駐車場:近隣有料

インスタグラマー/グルメライター

福岡のラーメンインスタグラマー&グルメブロガー/KBCテレビ「高校生のじかん」出演中/一日一麺をモットーに年間400杯以上のラーメンを食すラーメンマニア/日々孤独に麺活を続ける〈博多のススリスト〉/【 name:Hiroyuki Kikai】/ 福岡の美味しいラーメンを全国に広めたいという思いと、あなたの行きたいお店を見つけるお手伝い。ラーメン以外も、食の宝庫と呼ばれる福岡グルメもご紹介。美味しいメニューをお届けします。ぜひあなたのお店選びのご参考に。instagramもラーログで検索してみてね!

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