それ「カルシウム不足」のサインかも!-低カルシウム血症になるとどうなる?-分かりやすく解説!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「低カルシウム血症」になると、
どんな症状が現れるのか?解説していきます。
カルシウムについて
まず、カルシウムは、
体内の主要なミネラルの1つで
全体の約99%が骨に存在します。
そして残りの1%は、
筋肉や神経、血液中などにあり、
筋肉の収縮・血液の凝固などに関与します。
低カルシウム血症ってなに?
低カルシウム血症は、
血液中のカルシウム濃度が、
基準値以下(8.5mg/dL以下)になった状態です。
初期は無症状なことが多いですが、
進行するとテタニー症状(手指のしびれなど)・
痙攣・喘息・嘔吐・皮膚の乾燥などが現れます。
なぜ低カルシウム血症になるの?
低カルシウム血症の原因はいくつか
ありますが、以下の3つが代表的です。
- 副甲状腺ホルモンの分泌が低下
- 活性型ビタミンDの作用が低下
- 腎臓から排泄が促進
それぞれ詳しく解説していきます。
①副甲状腺ホルモンの分泌低下
副甲状腺は、甲状腺の裏にある、
米粒のような形をしたホルモンを分泌する器官。
そして、副甲状腺から分泌されるホルモンは、
血中カルシウム濃度を上昇させます。
だからこそ、
副甲状腺ホルモンの分泌が低下すると
↓
血中カルシウム濃度が上げることができず
「低カルシウム血症」に繋がります。
②活性型ビタミンDの作用が低下
活性型ビタミンDは、
腸でカルシウム吸収を促進し、
血中カルシウム濃度を上げる働きがあります。
そして、ビタミンDは
日光浴(紫外線)によって産生されたり、
腎臓によって活性化されるので、
↓
紫外線不足や腎臓の機能低下などでは、
活性型ビタミンDが減少し、
↓
カルシウムの吸収が低下して、
「低カルシウム血症」に繋がります。
③腎臓から排泄が促進
腎臓の障害(尿細管障害など)によって、
カルシウムがたくさん排泄されてしまい、
↓
血中カルシウム濃度が低下して、
「低カルシウム血症」に繋がることがあります。
この他に薬剤やカルシウムの摂取不足・
その他の病気によって起こることもあります。
最後に
低カルシウム血症の初期では、症状がない
ことが多いため、症状が現れている頃には
既に進行している可能性があります。
なので、前述した症状に当てはまる場合は、
一度、医療機関に受診をおすすめします。
では、今回はここまでになります。
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最後まで、
ご覧いただきありがとうございました!
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【おがちゃん先生について】
- ウィルワン整体スクール卒
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- bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
- 解剖生理学オンラインサロン運営
- 東京都麹町半蔵門にて整体活動中