GMのブロックチェーンを活用した非中央集権型地図の特許出願について
ブロックチェーンを活用した特許出願、正直、微妙なものが多いですが、米GM(ゼネラル・モーターズ)による、ブロックチェーンを活用した非中央集権型地図の特許出願が公開された(参照記事)ので内容をチェックしてみました。
米国公開番号は、20200103233、発明の名称は、“Decentralized Distributed Map Using Blockchain”、出願日は2018年10月1日です。出願公開であって権利化ではありません。実体審査はまだ着手されていません。
発明のポイントは、自動車にセンサーを設けて周囲の状況をモニターし、地図情報との相違があった場合には、ネットワークにアップロードして分散型の地図情報に反映するというものです。広範囲の地図情報を道路の現状に合わせて更新していくのは大変なので、IoTを活用してできるだけリアルタイムで地図情報を現状に合わせて更新していくというアイデア自体は理にかなっています(と言いつつ、新規性・進歩性には疑義が残ります)。
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