「写真のようにしそを切らないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
抗菌作用があることで有名な「しそ」
お刺身に付け合わせたり、お肉に巻いてみたり…食欲がなくてもさっぱり食べられる野菜ですよね
そんな「しそ」ですが、千切りにするとき下記の写真のように切っていませんか?
実はしそを千切りするときにこのように切ってしまうのはNGなんです。
今回は「しそを写真のように切るのがNGな理由」を理由をを詳しく解説します。
今回の目次
1 しその栄養について
2 選び方 ・調理のコツ
3 しそを写真のように切るのがNGな理由
4 しその正しい千切りの方法
1.しその栄養について
ビタミンやミネラルが豊富ですが、特に抗酸化作用のあるβ‐カロテンと丈夫な歯や骨を作るカルシウムが野菜の中でトップクラスです。また、しそには特有の香り成分ぺリルアルデヒドが含まれますが、強い抗菌作用や防腐効果があると言われています。
2.選び方・調理のコツ
【選び方】
・色が鮮やかでみずみずしいもの
・葉先までピンとしているもの
・よく縮れているもの
【調理のコツ】
断面が切ると黒く変色するため、刻む場合は食べる直前に切りましょう。
3.しそを写真のように切るのがNGな理由
お待たせしました!「しそを写真のように切るのがNGな理由」を解説していきます。
その理由は、しその裏側をまな板に押し付けて切っているから
上記写真をよく見ると、しその裏側がまな板側に、表側が上にきていることがわかりますね。
実はしその裏側には、高い抗菌作用のあるペリルアルデビドという香り成分が集中しています。その成分は手で触ったり、まな板に押し付けるだけでもどんどん揮発してしまうため、しそを切るときはしその裏側をまな板に接触しないように、表側をまな板に、裏側を上にするのが重要です。
<NGな切り方>
<正しい切り方>
4.しその正しい千切りの方法
①しそは洗ったらよく水気を切り、しその表側をまな板側に、裏側を上にして複数枚重ねます。
*今回はわかりやすいように1枚で行っています。
②なるべくしその裏側を触らないようにしてくるくると巻いていきます。
②端の方から好みの太さに切ればOKです。
ぜひ参考にしてみてくださいね*
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