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そのカーテンが睡眠の質低下へ!?快眠のための冬におすすめ寝室カーテン対策3つ

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

寒い時期に入り、冷えて寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなってしまったりしている方が増えてくることが予想されます。暖房でも室温を上げることは可能ですが、その前に「カーテン」での対策がおすすめです。

この記事で紹介すること
・睡眠の質を下げる条件とは
・隠すだけじゃない、カーテンの役割り
・質の良い睡眠のための冬におすすめカーテン対策3つ

・睡眠の質を下げる条件とは

睡眠の質が悪くなってしまう原因はさまざまですが、特に冬場に影響しやすいのは「室温」です。最適な室温を保っていなければ寝付きにくく、浅い睡眠状態が続いてしまいがちです。
お部屋の温度は外の気温に影響されますが、外の冷気はほとんどが「窓」を通じてお部屋を冷やします。窓が大きなお部屋、窓がたくさんあるお部屋は外の寒さに影響されやすいので、対策をとることをおすすめします。

・隠すだけじゃない、カーテンの役割り

カーテンの役割りは室内を外から見えにくくするため以外にも、窓からの熱を伝えにくくしたり、光を遮ったり、素材によっては紫外線をカットしたり、カーテンが花粉をキャッチしたり、消臭機能付きだったりと、さまざまな役割を持ちます。
好きな色や柄を選ぶことはもちろんですが、機能性も重視してカーテンを選ぶことをおすすめします。

・質の良い睡眠のための冬におすすめカーテン対策3つ

カーテンでできる、窓から伝わりやすい冷気への対策方法をご紹介します。

❶断熱、遮熱素材のカーテン

カーテンの中には断熱や遮熱機能を持った素材のものがあります。
冬、窓からの冷気をできるだけ直接室内に伝えないようにするためには、このような断熱カーテンや遮熱カーテンがおすすめです。窓から伝わりやすい冬の寒さに加え、夏の暑さも伝わりにくくなるので1年を通しておすすめです。
このような素材のカーテンは室内の熱が奪われにくくもなるので、暖房が効きやすくなり省エネにもつながります。

❷ヒダの大きな形状のカーテン

小さいヒダより大きなヒダのカーテンがおすすめです。1.5倍ヒダより2倍ヒダです。ヒダが大きいと、ヒダ内の空気の層が厚くなります。空気の層が厚いと、温度差を伝えにくくなるので、窓から入った冷気はこのヒダの層によって直接室内に伝わりにくくなります。断熱や遮熱カーテンの2倍ヒダならダブルの効果が期待できるのでおすすめです。

ヒダの大きいカーテンは高級感もアップ
ヒダの大きいカーテンは高級感もアップ

❸窓を大きく覆うカーテン

外からの影響を受けて冷やされた冷気は、床面に下降します。冬、足元が冷えると感じるのはこの影響です。
例えば腰窓の場合、窓だけを覆うカーテンだと腰高のカーテン下から冷気が室内へ流れ出てしまいますが、これを床面ギリギリまでのカーテンにすることで、より室内への冷気の影響を防げることができるといわれています。
またバルコニーへ出入りが可能な掃き出し窓の場合でも、床面ギリギリの長さのカーテンがおすすめです。

腰窓に対して、床までの長さのカーテン
腰窓に対して、床までの長さのカーテン

さいごに

いかがでしたでしょうか。室温は睡眠の質に大きく影響します。せっかく暖房を使って適正な環境に保とうとしても、窓対策ができていなければ暖房効率が悪くなってしまい、睡眠の質が低下してしまう可能性もあります。
これからさらに寒くなる時期に備えて、今のうちにカーテンでの対策がおすすめです。寝室環境を整えて、睡眠の質向上を目指しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 健康系やインテリア系記事のライターをしたり、睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、薬局で勤務したりしています。

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