【富田林市】まさか用水路に！富田林駅近を歩いていたら、市の名物・海老芋らしき葉を見つけてしまいました
富田林名物といえば、ほぼ間違いなく海老芋だと思います。なぜならば関西圏から遠く離れた地域でも「富田林の海老芋を使った」と紹介された料理を頂いたことがあるからです。
画像は広島に旅行に行ったとき食べた和食店のスイーツです。驚いたことに富田林産の海老芋を使ったというのです！広島にいて富田林という言葉を聞いたことも驚きでしたが、海老芋がこんなスイーツに変わるというのも驚きました。さっぱりとしていて、とても美味しくいただいた記憶があります。
海老芋については、和食だけでなく、コロッケにしたり、カレーに入れたりと、料理を選ばないため、富田林の飲食店に行くと遭遇率が高いですね。
さらに大阪府立富田林中学校・高等学校の生徒が海老芋を使った商品開発（海老芋の炊き込みご飯）でグランプリを獲得したというニュースも記憶に新しいです。つまり海老芋は富田林にとって、大切な名産品というのがわかります。
海老芋については、市役所のご好意で西板持の畑を取材させていただいたことがあります。その時に伺った海老芋の農家さんによると、良質の海老芋を作るための管理も大変で、春に親芋を植えてから肥料を与え、土のうえに藁を敷き、6月から7月にかけて、畝に土を盛り上げて行き、あの海老の形を作っていくとのこと。
それだけ手間をかけた芋だから、特に良質な芋については東京の豊洲市場や京都の京果（京都青果）市場に送られます。そして1席数万円単位の高級料亭のコースの中に登場するわけです。
富田林では西板持の魚よしさんでいただきました。こちらは「いもぼう」です。棒ダラと海老芋を炊いたもので、この料理を提供している京都の平野家本家の創業者・平野権太夫が、「海老芋」という名前を付けたともいわれています。
つい先日(8月16日）、富田林市内を歩く機会があったのですが、駅の近くで意外なところに海老芋らしき葉っぱが育っているのを見つけたのです。場所は意外にも富田林駅の東側、旧国道の170号線と途中から楠公道路になる府道705号線の交差点付近です。
何気なく歩いていたら用水路があったのですが、その中に、単なる雑草ではない大きな葉っぱが生い茂っていました。
このように生い茂っていたのです。見た目は海老芋っぽく感じました。海老芋の葉を画像検索して出て来た葉っぱにも非常に似ていました。もちろん芋を掘ったわけではないので実際はわかりません。もしかしたら里芋かもしれませんが、せっかくなので海老芋と信じたいですね。
そういえば海老芋の農家さんが、海老芋に水をやる時は葉ではなく溝に水を満たせることにより育てると言っていました。用水路はその条件に合っているので、あながちあり得ないわけではないですね。
いずれにしてもここは畑ではない用水路なので、ここで芋ができても商用利用などはないと思われますが、意外なところにあったので正直驚きました。さすがは富田林、海老芋が意外なところでもと感じたものです。
楠公通りで見つけた用水路で育つ海老芋らしき葉
住所：大阪府富田林市若松町1丁目
アクセス：近鉄富田林駅から徒歩5分程度
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