ハーパーは31試合ぶりにホームランを打ち、次の打席もホームラン。タッカーのホームランは3ヵ月ぶり
9月14日、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、4回裏に左中間へホームランを打った。
8月9日のシーズン26本目を最後に、30試合続けてホームランが途絶えていた。その要因の一つと思われる点については、前日にこちらで書いた。
◆「ジャッジが17試合ぶりにホームラン。オズーナは22試合連続なし。さらに長く出ていない選手はいる!?」
さらに、ハーパーは、6回裏、今度はライトのスタンドへボールを運んだ。30試合連続ホームランなしに終止符を打ち、そこから、2打席連続ホームランだ。ちなみに、前日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、逆転グランドスラムにより、16試合続いていたホームランなしを打ち切った。
9月14日を終え、シーズン20本塁打以上の選手は、以下のとおり。
この日は、ハーパーの他に、ウィリー・アダメス(ミルウォーキー・ブルワーズ)も、1試合2本塁打を記録した。シーズン31本目と32本目だ。それについては、こちらで書いた。
◆「ミスター3ランが満塁本塁打を打ち、大谷翔平を抜いて打点トップに立つ」
また、20本塁打に到達した2人のうち、カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)は、6月1日以来のホームランだ。こちらは、ハーパーと違い、長期離脱。6月3日に自打球が右の脛に当たり、そこから、9月5日まで故障者リストに入っていた。
復帰後の先発出場は、DHが4試合とライトが1試合。あとは、代打出場が2試合だ。9月14日は、1点リードの9回表、1死走者なしの場面に、マウリシオ・デュボンの代打として起用され、9回裏はライトの守備についた。それに伴い、ジェイソン・ヘイワードがライトからレフトへ移った。ヘイワードは、6回表にベン・ギャメルの代打として出場し、その打席にシングル・ヒットを打った。前々日に、アストロズでは初のホームランを記録している。
復帰直後であることに加え、ポストシーズンを控えているため、アストロズは、タッカーを慎重に起用していると思われる。過去3シーズン、タッカーは、それぞれ、30本、30本、29本のホームランを打っている。今シーズンの離脱前は、それらを大きく上回るペースだった。