ジャッジが17試合ぶりにホームラン。オズーナは22試合連続なし。さらに長く出ていない選手はいる!?
9月13日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、1対4の7回裏、無死満塁の場面に、シーズン52本目のホームランを打った。
その前のホームランは、8月25日の1試合2本だ。8月26日から9月12日まで、16試合続けてホームランがなく、それまで最長だった、2017年と2018年の15試合連続ホームランなしを超えていた。今シーズンとキャリアにおいて、ジャッジのホームランが途絶えた「ブランク」については、こちらで書いた。
◆「51本塁打のジャッジが15試合連続ホームランなし。これほど長く途絶えたことはあった!?」
一方、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、8月20日に37本目のホームランを打った後、足踏みが続いている。こちらは、8月21日から9月13日まで、22試合連続ホームランなしだ。ただ、9月13日は、4打数3安打。最初の3打席ともシングル・ヒットを打ち、ライナーでフェンスを直撃した3本目により、通算1500安打に到達した。
また、オズーナの「ブランク」は、継続中の最長ではない。今シーズン、20本塁打以上を記録しながら、現在はホームランなしが15試合以上続いている選手は、以下のとおり。
30試合連続ホームランなしのブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、ジャッジやオズーナと同じく、本塁打王を獲得したことがある。ワシントン・ナショナルズ時代の2015年に、42本のホームランを打ち、ノーラン・アレナード(当時コロラド・ロッキーズ/現セントルイス・カーディナルス)とタイトルを分け合った。それを含め、30本塁打以上のシーズンは、4度を数える。
現在の年齢は、31歳だ。今シーズンは、オールスター・ブレイクを迎えるまでに、21本塁打を記録した。
先月末にMLB.comが掲載したトッド・ゾレッキーの記事によると、ハーパーは、手首と肘に痛みを抱えながらプレーしていて、手首の不具合は5月からだという。
ホームランは途絶えているものの、ハーパーは、不振に陥ってはいない。ここ30試合は、打率.324(111打数36安打)と出塁率.400、OPS.859。9月13日は、このスパンの15本目となる二塁打を打った。シーズン全体では、40本目の二塁打だ。自己最多は、2021年の42本。このシーズンは、35本塁打を記録した。