2022年、新年から始めたい賢いミニマム生活【自分をよく知れば、誰もが無理なく倹約できる】
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
新しい年になりました。今年こそはお金から自由になりたい。請求書の心配をしたくない。自分の価値観に合ったお金の使い方をして、金銭的にも時間的にももっと自由になりたい。そんな人も多いでしょう。今回はそんな人でも無理なくできる倹約についての考え方をご紹介します。
1.お金のミニマリストになる
普段から必要最低限の買い物に留めて、お金に余裕があるとお金の心配を減らすことができます。シンガポールに住んでいる富裕層の多くも見た目は至って質素で、公共交通機関で移動をするなど質素倹約生活の人も多いのです。
「目の前からバスにのってまっすぐで目的地までたどり着けるからね」と、バスの乗り方も教えてくれることも。「キャッシュは大切だよ。蓄えがないとお金のことをいつも気にかけないといけなくなるからね」とよく口にします。ですが、必要な時には惜しみなく大金を使うメリハリのある生活を送っているのです。
紀元前341年に生まれたギリシア人哲学者のエピクロス(アテネ学園を開く)も次のような倹約を重要視する言葉を残しています。彼はブッダが亡くなってから約50年後に生まれました。
食べる物も食べ過ぎず、お酒も一切飲まない(もしくは少量を嗜む程度)に止めれば、ダイエットに必要以上お金をかける必要もありません。お金持ちが羨ましいと思う人もいるかもしれませんが、度を過ぎる贅沢を続けると健康を害したという話も聞きます。いつもは少量のヘルシーな食事を摂取し、記念日などたまに贅沢をすると、満足度も高くなります。
2.自分の感情を観察する
自分の感情、快楽、欲望などを観察することが重要です。買い物を繰り返すのは一時の快楽を得るためということもあります。まずは刺激に対して反応する際に、自分の欲望のメカニズムを知ることが重要です。
衝動的に買い物を繰り返すことを避けるためには仕組みを作りも重要です。クレジットカードを持ち歩かない、1万円以上の買い物は1週間考えてから(あくまで例ですが、金額に応じて判断までに時間をかける)など、自分なりの基準を設けると衝動買いを減らすことができるようになります。基本は必須の物以外は買わない、必須だと思っている食費の中にも無駄遣いも紛れていないかレシートで確認をするなども大切です。また、制御が難しい場所には近寄らない等の工夫も。
年始の初売りには要注意
福袋やバーゲンは「安いから」という理由で余分な物まで買ってしまうので危険です。ですが、バーゲンで必要な物だけを購入できれば節約ができる場合もあります。バーゲンを活用させる場合は必ず予算と必要なものを決めて出かけましょう。
私自身もコロナ渦でアパレルの打撃からか昨年一昨年と8〜9割引バーゲンに繰り出してしまいました。良かったことは非常に安価に必要な物(夫や子供の洋服などを中心に)が購入できたことです。中古市場で売りに出しても手数料を引いてトントンくらいで売れそうな物も何点かありました。
デメリットは予算を決めて行き、予算を守ったものの、使わなければその分貯金が増えていたことを考えると後からやや悔やまれました。反省点として、しばらく買い物をストップさせることに決めました。とても素敵でときめく物であっても、自宅のクローゼットの中の洋服で代用できそうであれば買わないようにしています。ほとんど全てを写真に撮ってあって、かなり多くをフリマサイトに出店しています。そういうわけで物は自然減となっています。食器なども安くても増やし過ぎないようにして収納に余裕がある状態を心がけています。
3.人と比べない
最後に、人と比べないことが重要です。「私の方が大きい家に住んでいる」という発言をする子供もいるようで驚かされますが、誰しも周りと比較をすることによって自分のポジションを確保しようとする性質はあります。
「あの人が来ている服やバッグが欲しい」。そうした理由で自分の価値観ではない買い物を続ければキリがなくなってしまいます。インスタグラムを開けばいつも皆が素敵な物や食事をあげ続けているからです。「自分もインスタ映えさせるために素敵なところで写真を取りたい。あの人と競いたい。」そういう考えが一番危ないのです。
なぜなら、他の誰かとの比較で手に入れたいと思っているだけで、自分が心から望んでいる物、自分に合っている物とは限りません。そうした無駄な支出を一つずつやめていけば多くの人が無理なく倹約をすることができ、蓄財を可能にさせます。
特に正月三が日は昔からお金を使わないほうがよいとも言われています。その1年のマネーライフを有意義に過ごすためにも、お金について真剣に考え、大切に使い、よい幸先を切ろうではないでしょうか。皆様にとって素晴らしい、ライフプランとマネープランが実現できる1年になりますように。本年もどうぞよろしくお願い致します。
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