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新常態のリーダーに不可欠な「質問ランキング10」 ~小さな問題から大きな問題まで解決する質問戦略~

横山信弘経営コラムニスト
(写真:PantherMedia/イメージマート)

■なぜ新常態(ニューノーマル)のリーダーに質問力が求められるのか?

「問題が山積みで、何をどうしていいかわからない」

「最近の若い人は何を考えているのかわからない」

「昔のやり方が通用しない。私は本当にリーダーとしてやっていけるのだろうか」

組織のリーダーは、いろいろな悩みを持つ。新常態(ニューノーマル)の時代の特徴は、

・問題発見 → 以前は問題解決が重要視された

・多様性 → 以前は画一的な発想でよかった

・VUCA → 社会経済環境が極めて予測困難となった

この3つである。

だからリーダーは思考プログラムを変容させていかなければならない。その際に、私がリーダーに最も必要とされるスキルは「質問力」だと考えている。

なぜか?

辣腕をふるってチームをリードするようなスタイルはもう受け入れられないし、そもそも何が答えかわからない時代なのだ。どんどん状況が変化する世の中において、チームが抱えている問題とは何か? そしてそれを解決するためにはどうしたらいいのか? メンバー一人一人で考え、そのアイデアを試し、少しずつ解決に近づけていかなければならない。

だからリーダーの質問力が重要なのだ。とくにリーダーが身につけなければならないのは、複雑なことを単純化させる質問力。

今回は、複雑な状況を単純化させ、そして本当に解決しなければならない問題だけを発見し、解決するまでの質問を「ランキング形式」で紹介する。

体得すべき質問を文章で羅列されても、なかなか覚えられないだろう。しかしランキングであれば、インプットするのも簡単だ。忘れたとしても、

「ああ、そうだ。4位はこの質問だったか!」

と楽しく思い出すことができる。どんなに有効なテクニックでも、記憶に残らなければ活用しようがない。今回は【1万字】を超える超大作である。ぜひ、このランキングを参考に、新常態の質問力を身につけてもらいたい。

■質問ランキング1~10位まで発表!

覚えなければならない質問をランキング形式で発表する。このランキングは、覚えておいたほうがいい順位であり、

・関係構築に役立つ質問

・場づくりに役立つ質問

・状況把握に役立つ質問

・問題発見に役立つ質問

・問題解決に役立つ質問

など、さまざまだ。

これらの質問の種類を理解しつつ、実際にメンバーとコミュニケーションをする際は、どのような順番で質問していくのかを最後に記す。

それでは、さっそく第1位から10位まで一気に発表していこう。

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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