背中をほぐして肩甲骨の動きをスムーズにするエクササイズ
「肩甲骨が動きにくい」と感じているかたは、もしかしたら背中の筋肉が硬くなってしまっているかもしれません。 いまの自分の背中の筋肉の状態を知り、肩甲骨がスムーズに動くようにほぐしていきましょう!
3つの背中の筋肉
背中の筋肉は、大きく分けて「僧帽筋(そうぼうきん)」「広背筋(こうはいきん)」「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」の3つから構成されています。
僧帽筋
僧帽筋は、頭蓋骨の下のあたりから肩、胸骨あたりに位置する筋肉です。肩甲骨を動かし、頭を支える大事な働きをしています。僧帽筋が硬くなると、肩こりになりやすいです。
広背筋
広背筋は、幅広い背中の筋肉です。背中の中央部から脇の下や腕へとつながる筋肉なので、主に肩関節の動きに作用しています。広背筋が硬くなると、猫背や巻き肩になりやすいです。
脊柱起立筋
脊柱起立筋は、背骨に沿って、首から腰にかけてある筋肉で、「棘筋(きょくきん)」「最長筋(さいちょうきん)」「腸肋筋(ちょうろくきん)」の3つから構成されています。姿勢をサポートするさいに働く大事な筋肉で、硬くなると、姿勢が崩れたり肩こりや腰痛の原因に。
背中の筋肉ほぐすエクササイズ
背中の筋肉が硬くなると、姿勢が崩れてしまいがちです。そうすることで、肩甲骨の動きが制限されてしまうので、背中の筋肉をほぐしていきましょう。次にご紹介するエクササイズができないかたは、背中の筋肉が硬くなっている可能性大です!
やり方
①右腕を上にし、セルフハグをします。呼吸をしながら30秒ほどキープをし、背中の筋肉をほぐします。肩甲骨が触れるかもチェックしてみてくださいね。
②右腕を上にしたまま、左の二の腕を右の二の腕に引っかけます。可能であれば、両手の甲を合わせますが、引っかけた二の腕がはずれてしまう場合は、写真の状態でも大丈夫です。
③さらにいけそうな場合は、腕を絡めて手のひらを合わせます。その状態で、息を吸いながら、腕を上げられるだけあげます。
④息を吐きながら、腕を下げます。こちらの動きを5回ほど繰り返します。背中の筋肉をほぐしながら、肩甲骨を上げ下げしていきます。
⑤反対側も同じように行いましょう。