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常連客が「昨日も食べた」と太鼓判を押す「気軽に入りにくい甘味喫茶」の「750円の旨い肉丼」藤沢市

ころんころライター(藤沢市)

藤沢市の「喫茶店」を語るうえで外せないお店『甘味・喫茶 だんけ』(以下『だんけ』)。

昭和48年から長きにわたり常連客に愛される甘味喫茶で、ファンの多い看板メニューは「あんみつ」。北海道産の小豆を炊いたあんこと、伊豆産の天草を使った食感のよい寒天が魅力です。

しかし...
通りすがりに立ち寄るには、少々入りにくく感じるのは私だけでしょうか?(汗)営業しているのか、していないのか…。外からは店内のようすもわかりませんよね(なのですが、この日も茅ヶ崎市ほか、市街から訪れているお客さんがちらほら。県外から来る方もいるのだとか)。

その気になり過ぎるお店の内部はこのようになっております。

趣にあふれ、懐かしい雰囲気が漂う『だんけ』
趣にあふれ、懐かしい雰囲気が漂う『だんけ』

昭和生まれの私でさえキョロキョロが止まらない絶滅危惧種レベルの内装。一瞬にして「あの頃」へとタイムトリップできてしまう不思議空間が広がります。

そんなレトロ甘味喫茶『だんけ』のメニューは、「喫茶」「甘味」「丼物」「麺類」の4本柱。

この中で私が気になって仕方がないのが「丼物」の「肉丼(みそ汁付き750円)」です(続いて「お雑煮」も気になります...)。

「肉丼」について「多くのお客さんは『あんみつ』なんかの甘味を目当てに来られるけど『肉丼』も人気なのよ」「うちのはね、他店によくある『つゆダク』の丼じゃないの。玉ねぎをしっかりあめ色になるまで炒めて味をなじませた『肉丼』なのね。その方が美味しいのよ!」と話す店主。たまたま店内で食事をしていた常連さんに「『肉丼』を召し上がられたことはありますか?」とお聞きすると「美味しいわよ。そういえば…昨日も食べた!(笑)」と返ってきました(やはり人気のようです)。そうこうしているうちに、店内には甘辛い香りが充満してきましたよ。

着丼です。

蓋を開けてみます。

早く食べたいから早く撮り終えたいのに、湯気で曇るレンズにヤキモキ…。
早く食べたいから早く撮り終えたいのに、湯気で曇るレンズにヤキモキ…。

ひと通り撮影後、店主に「どうぞゆっくり召し上がってね」と言われたにも関わらず、まるで2~3日食事をしていなかった人のように黙々とかき込んで食べてしまった私(ここでもまた笑われてしまいました。恥)。ご飯の固さ&つゆの甘さと塩気のバランスが絶妙で、本当に食べやすくて美味しいの。均一にスライスされたあめ色の玉ねぎは、ほどよい食感も残しながら全体の味に旨みと甘みを加えます。豚肉と玉ねぎのほか、ビタミンや食物繊維も豊富なエノキも入っているのは、店主が食べる人の体を想ってのこと。見た目は小ぶりな丼に感じましたが、しっかりとお腹が満たされた味わい深い一杯でした。

ご飯に絡む具と、底にたまらない量のつゆが◎
ご飯に絡む具と、底にたまらない量のつゆが◎

「気軽に入りにくい甘味喫茶『だんけ』」は、小田急江ノ島線「藤沢本町駅」から『白旗神社』方面へ歩いて2~3分ほどの場所にあります。ノスタルジックな世界で「750円の旨い肉丼」を食べたい方は、勇気を出してその扉を開けてみましょう。

基本情報
店名:だんけ(Rettyページ
住所:藤沢市藤沢3-1-24
アクセス:小田急江ノ島線「藤沢本町駅」より徒歩2~3分
電話:0466-23-7625

ジャンル:カフェ 喫茶店 甘味処

※詳細は『だんけ』までお問い合わせください。

取材・校正協力 だんけ 様

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ライター(藤沢市)

湘南エリアの複数メディアや紙面、昭文社「まっぷるトラベルガイド」などで、記事執筆&撮影を担当。取材スポットは1000ヶ所近く。そんな取材後記や、徒然なるままのゆるゆる日暮らしを、Instagramに綴っています。ほわっとあたたかくなる「神奈川県藤沢市」の情報をお届けできたら幸いです。※「毎週日曜の20時10分」に約1週間分の記事をまとめてお届けする「LINEでの配信」がスタートしました。ご登録いただくと藤沢市の話題(特に美味しいもの情報)に困りません。

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