【藤沢の農家さんシリーズ第20弾】

「すごく美味しいジャムを販売する『ブルーベリー農園』がある」

kimura001さんのInstagram（ストーリーズ）で紹介されていた「ブルーベリージャム」を目にして訪れたのは、親子・兄弟・孫たちの3世代で農園を営む『ブルーベリーガーデン湘南（藤沢市打戻）』。

場所は『少年の森』のすぐ横。ですが筆者の家族＆まわりの友人はくちをそろえて「ブルーベリー農園なんてあったっけ？」と言うほど、ブルーシートが目立つ割にはなぜか気が付かない穴場スポット（筆者も気付いていませんでした...すみません）。みなさんはご存知でしたか？？

5月下旬から7月頃までを旬とするブルーベリー。見た目は小さな実ですが、目の疲れに効くアントシアニンや、体の免疫力アップに役立つビタミンCが豊富に含まれている果物ですよね。

同農園では、ブルーベリー狩り用の「ポット栽培（養液栽培）」とあわせ、ジャム加工用の「露地植え栽培」にも挑戦。ピークを迎える約2か月の間、収穫が途切れることのないよう、20品種近くのブルーベリー栽培に取り組んでいます。

「ポット栽培」のブルーベリーは、皮が非常に柔らかく、甘みが強いのが特徴。

そのため生食に向いており、毎年5月から7月中旬までは「ブルーベリー狩り」も開催しています（今季の受け付けは終了）。

続いて「露地植え栽培」の畑も見せていただきました。

「足元にウッドチップを敷くことで、歩きやすく水はけもよくなるの。収穫時期を終えた後は、剪定作業や手入れを繰り返し来季の準備に入るのよ」と話すのは代表の井出さん。

「露地植え栽培」のブルーベリーは、パリッとした皮と自然本来の味わいが魅力。品種の違いもありますが、植え方によって食感や味わいに大きな差が生まれることに驚きました（この「露地植え栽培」で育った実から作るジャムがすごく美味しいの！記事後半でご紹介）。

農園をまわったあと、採れたてのブルーベリーを選別する作業にも密着しました。

水滴は傷みの元になるため、ひと粒ずつていねいにふき取りパックに詰めていく井出さん。

「最盛期は孫たちにも手伝ってもらいながらやってるの」「剪定作業がなかなか大変でね」と、ブルーベリー農家の楽しさや大変さを話してくれました。

これらのブルーベリーは農園の店頭にて1パック600円ほどで販売。あわせて加工した「ブルーベリージャム（1瓶600円）」も並びます。

熟れた果肉をギュッと詰め込んだ無添加の「ブルーベリージャム」は、スーパーでは手に入らないレベルの非常に濃厚な質感（トロッとした感じではなく“スプーンが刺さる”濃さ）。大粒のブルーベリーがそのままの形でたっぷりと含まれており、とてもぜいたくな食感と自然本来の甘酸っぱさを楽しめます。半年ほど日持ちがするので、地域のギフトとしてもおススメですよ。

繰り返しとなりますが、今季のブルーベリー狩りは受付を終了しており、今後は生食用のブルーベリーと「ブルーベリージャム」の販売が中心となります。場所は『少年の森』のすぐ横。お買い求めはお早めに！

※農園の最新情報は公式 Instagram（外部リンク）で発信しています。ぜひフォローし予定を確認のうえ足を運んでくださいね。