【藤沢市】行列覚悟で一度は食べたい。実は初心者にとても優しい『ラーメン二郎湘南藤沢店』を徹底解説
『ラーメン二郎』といえば「怖い」「難しい」「残すと怒られる」といったイメージがありませんか?でもね、これは『ラーメン二郎』の“真実”ではなく、行く側の人の想像にすぎません。
それよりも、こだわりの麺もスープも他では味わえない唯一無二の美味しさ。そのラーメンを食べないなんて勿体ない!
そこで今回は「まだ二郎に行ったことのない人に、ラーメンの美味しさとお店の良さを伝えたい!」と思い『ラーメン二郎 湘南藤沢店』店主・野山秉哲さんに取材をお願いしました。
①『ラーメン二郎 湘南藤沢店』基礎知識
『ラーメン二郎 湘南藤沢店』は、JR「藤沢駅」・小田急江ノ島線「藤沢本町」より徒歩10分の場所にあります(駐車場は無いため、車は近隣のコインパーキングに停めて下さいね)。
食事時はいつも行列。並んでいるのはガタイのよい男性客だけかと思いきや、意外と女性客の姿も多く見かけます。
そんな『ラーメン二郎 湘南藤沢店』の店内のようすがこちら。
テーブル席はなく、カウンターのみ。お手洗いはお店の一番奥にあります。
そして隣には「待合室」も用意されています。お連れの方よりも早く食べ終わった時は、こちらでお待ちくださいね。
続いて気になる店員さん。またまたどんなコワモテな人たちなのかと想像していませんか?
全然違いますよ(笑)。開店前の忙しい時間帯にも関わらず全員出てきてくだいました。
野山さんは、もともと『ラーメン二郎 横浜関内店』で修行をされていた方。2010年に『ラーメン二郎 湘南藤沢店』をオープンしました。
そんな『ラーメン二郎 湘南藤沢店』で提供される「ラーメン」の麺は「オーション」という“小麦の皮の部分が多く含まれた小麦粉”を使ったもの。店内で製麺しているので、その日の“打ち方”や“加水”によっても仕上がりが異なるそう。「それもまた手作りならでは。違いもぜひ楽しんで!」と野山さんは言います。「ぶた」(チャーシュー)はバラ肉を使用。試行錯誤の上に完成したスープは、非乳化で淡麗系の醤油ベースです(豚骨ラーメンのような脂っぽさはないので、女性や中高年の方でも食べやすいと思います)。
②食券購入~コール(無料で楽しめるトッピングなどの注文)
それでは、メニューの注文に入ります。
お店に入ると右手側に券売機があるので、食べたいラーメンの食券を購入します。店頭にはお客さんを案内している係りの方がいますから、わからないことがあれば遠慮せずお声がけを。
私は初来店の時「初めて来たので、何をどう買ったらいいのかわからないのですが・・・」と正直に言いました(笑)。店員さんはとても丁寧に教えてくれましたよ。
券売機を拡大してみます(写真の商品価格は2022年3月9日の取材時のものです。3月16日より「ラーメン」一律70円値上げとなっています)。
野山さんいわく『ラーメン二郎』のメニューは、基本的にどの店舗も「ラーメン」のみとのこと。『ラーメン二郎 湘南藤沢店』もサイズの違う「ラーメン」だけです。券売機には「ラーメン半分1/2ぶた2枚(850円※価格変更)」までしかありませんが、麺の量はもっと少なく注文することも可能です。
また、家系ではないので「麺固め」といった注文はできません。それから、けして大食いに挑戦するお店ではないので、食べられる量で注文しましょうね(ここ大事!)。
今回は一番ベーシックな『ラーメン二郎 湘南藤沢店』の「ラーメン」(黄緑色の食券)でいってみましょう。
食券を持って並ぶと、店員さんが注文の確認にきます。その時、店員さんに食券を見せ、麺の量を伝えます(私は麺1/3がちょうどいい量かな)。そして着席したら食券を台の上に出してくださいね。※麺を減らしても値段は変わりません。
ラーメンができあがる頃になると、店員さんから「ニンニクは?」とか「ニンニクいれますか?」と聞かれます(いわゆるコールと呼ばれるもの)。各席に貼ってある黄色い張り紙をチェック!
この「ニンニクいれますか?」というのは、要するに「ニンニクや無料のトッピングの量はどうしますか?」という確認(もともと「ラーメン」にはニンニクが入っていません)。例えば「ニンニク+背脂増量をしたい」場合は「ニンニク・アブラ」と言います。シンプルに「ラーメン」を楽しみたい方は「そのまま」とお伝えくださいね。
そうそう、レンゲやお水はセルフですので、席まで持って行くのをお忘れなく。
③その頃厨房では・・・
食券が出された後の厨房では、麺の量を調整し茹で始めます。
そして華麗な手さばきで湯切り。
スープや野菜、「ぶた」などを乗せて完成です。
④『ラーメン二郎 湘南藤沢店』の「ラーメン」
今回は、撮影用に「ニンニク」を入れていただきました。SNSでは物凄い「ラーメン」の写真が飛び交っていますが(笑)、こちらが一番ベーシックなサイズ。
本来の姿は、ただものではない美しさも兼ね備えた、力強いラーメンです。
真上から見てみましょう。半透明で真っすぐなシャキシャキ食感のもやしや「ぶた」の厚みもわかります。具が多く、麺とスープはほとんど見えません。笑
スープは、出汁をとるために豚骨も使っているそうですが、比較的サラッとしていて透き通っています。口の中に広がるガツンとインパクトのある醤油の風味。そこにニンニクの旨みがジワジワと溶けこみ、思わず声にならない声が漏れるほど(笑)・・・美味しい!
そして麺はかなりの太麺。モチモチで噛み応えもあり、小麦本来の甘みも感じます。この食感は、子どもも絶対好きなやつですよ。
想像を超えた味わいに、食べ始めたらきっと止まらなくなります(笑)。アツアツのうちに一気にすすり上げましょう!
補足ですが、テーブルには各種調味料や布巾も用意されています。必要に応じてご利用ください。
⑤野山さんの想いと取材後記
取材時、野山さんが「10年やってきたなかで、すごく嬉しかったできごとがあって」と持ってきてくれた、券売機の横に飾られたこちらの色紙。
「なかなか地域に馴染めない雰囲気のラーメン店だけど、近所の子どもたちがこんな風に思っていてくれたなんて。本当に嬉しかったですね。なんだか認めてもらえた気がして」と言います。私、目頭が熱くなってしまいました・・・。地域の人に親しみを持ってもらえるラーメン店でありたいという野山さんの想いは、大人よりも子どもたちが先に感じ取っていたのでしょう。
そして「初めて来店される方や、入りにくいなぁと感じている方は、平日の13時過ぎや雨の日を狙ってください。比較的空いていますから!」と続けます。『ラーメン二郎 湘南藤沢店』の店員さんは、戸惑っていると声をかけてくれますのでご安心を。
最後に、今回の取材を通して感じたこと。
それはここでしか味わえない「ラーメン」の美味しさはもちろん、人気店ゆえ、地域に迷惑はかけまいと気を配る店主・野山さんの姿でした。店頭や店内に書かれている注意書きや、隣に用意された待合室。それらはすべて「ラーメン」を美味しく食べてもらうため、そして「長くここにあり続けるため」の最大の配慮だったのですね。
ビビりな私でも美味しく食べることができた、初心者にとても優しい『ラーメン二郎 湘南藤沢店』の「ラーメン」。この記事をきっかけに、迷いを捨て、お店に足を運んでいただけたら幸いです・・・!
基本情報
店名:ラーメン二郎 湘南藤沢店
営業時間:
平日/昼の部 11:00~14:30 夜の部 17:00~21:00
日曜日/10:30~15:00
※詳細はお店のTwitterをご確認ください。
定休日:火曜日
住所:藤沢市本町1丁目10-14
アクセス:JR「藤沢駅」・小田急江ノ島線「藤沢本町」より徒歩10分
電話:非公開
駐車場:無し(近隣にコインパーキング有り)
公式 Twitter(外部リンク)
※詳細は『ラーメン二郎 湘南藤沢店』の公式サイトをご確認ください。
取材・撮影協力
ラーメン二郎 湘南藤沢店 野山 様
Special Thanks
53's Noodle(ゴミズヌードル)五味様
二郎をこよなく愛する中村様
【関連情報】
2021/9/15掲載
『53's Noodle(ゴミズヌードル)①』
2022/1/22掲載
『53's Noodle(ゴミズヌードル)②』