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【河内長野市】平日も時間気にせず1日乗り放題!新登場モックルチケットを使い市内あちこちバスでドライブ

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

7月からバス料金が値上げされましたね。そのため、乗り放題モバイルチケット「モックルMaaS」は、使えるときはできるだけ使いたいところです。先月までは土日祝に1日中有効の「ホリデーモックル」と、平日10時から16時までという時間指定型の「オフピークモックル」の2種類がありました。

それとは別に、先月までモバイルではない磁気カード方式のもので、終日使える乗り放題チケットを650円で販売していました。ところがこのカードは、河内長野駅前のコンビニなどの指定された販売所で手に入れるか、最初に乗車したバスの運転手から買わないと手に入りません。また落としてしまうリスクもありました。

しかし、7月からこの磁気カード式が廃止になって、モバイル式のモックルチケットが新たに誕生しました。ホリデーモックルや、オフピークモックル同様、スマホから購入できるチケットです。今回は50円上がって700円で平日終日乗り放題のチケットです。

利用方法は、ホリデーモックルやオフピークモックルと全く同じです。スマホで各種クレジットカードやPayなどのモバイル決済で簡単に購入できます。ただし、モックルチケットの場合は、ホリデーモックルやオフピークモックルのような特典(外部リンク)がありませんので注意しましょう。

ある平日、午前10時前に高向方面で用事がありました。その日は雨なので、いつも以上にバスを使いたかったのですが、こういう場合、オフピークモックルだと9時台のバスに乗ることになり使えません。ところが終日利用可能なモックルチケットであれば、利用できるのです!

平日のくろまろの郷
平日のくろまろの郷

高向と言えばくろまろの郷のあすかてくるでですが、平日も多くの人がいるものの、それでも土日の異常な混み具合と比べればゆっくりと野菜などの買い物ができます。

余談ですが、カレーパングランプリー(外部リンク)2024年でエントリーしていたくろまろの郷のカレーパンが受賞した模様です。おめでとうございます。

高向はくろまろの郷以外にも見どころスポットが集中しています。例えばふるさと歴史学習館では28日までミニ展示「歴史発見2024」として各地の遺跡を展示しています。

特別展示は、河内長野のほか、羽曳野、藤井寺、富田林、大阪狭山など、大阪府教育委員会が関わっている展示会です。前半期は6月に大阪府立狭山池博物館で行われ、後半期は7月にふるさと歴史学習館で行なわれています。

全部を紹介するとキリがないので、河内長野市の展示だけ紹介すると高向遺跡で出土したものを展示していました。高向遺跡といえば昨年遺跡現場の見学会に行ったことを思い出します。

高向遺跡の出土物の一例
高向遺跡の出土物の一例

このほかにも河内長野とは違う地域ですが、発掘時で顔が発見された遺跡やショッピングセンター建設前の発掘で見つかった遺跡など、無料ながら見どころ満載でした。

担当者によると常設展示は大きな変化はないそうですが、改めてみると以前見落としていた新たな発見に気付くなどできました。過去に見たことがあっても、もう一度見直してみることはおすすめです。

さらにふるさと歴史学習館は歴史体験メニューもありますし、画像のような郷土の書籍なども販売しています。私は500円玉を握りしめて西代藩陣屋跡の書籍を購入しました。郷土の文化を学ぶ際にふるさと歴史学習館はとても便利だなと改めて思いました。

現在アオノリュウゼツランが見られる大阪府立花の文化園
現在アオノリュウゼツランが見られる大阪府立花の文化園

このほかにも高向には、大阪府立花の文化園や木根舘など盛りだくさんです。これまで平日にオフピークモックルを使っていく場合、16時のタイムリミットを越えないかと「ひやひや」しないといけませんでした。モックルチケットならそのような心配なく丸一日楽しめます。

また別の晴れた日ですが、観心寺を往復した時にも利用しました。河内長野駅から観心寺までは現在片道340円かかります。これだけだと往復680円ですが、市内に住んでいる場合、河内長野駅から別の路線のバスを乗り継げば、それだけで確実にお得になるわけですね。

梅雨の合間の晴れ間で、河内長野駅前のバス停前のスプリンクラーが稼働していました。暑いときや雨がひどいときなどは、公共交通派にとってバスは必須です。乗り放題があれば本当に助かります。

チケットを購入して観心寺に行きます。ちなみに、チケットのスクショは特殊加工しているようで、撮れないようになっています。

平日だったのですが、意外にも結構人が乗っていました。私の座った目の前の人は「河内長野の町歩き」のチラシを見ている観光客の人らしい姿です。

石川の流れなどの車窓を楽しみながら観心寺に行きました。

観心寺バス停に到着です。観心寺のバス停の前に新しい建物がありますね。ここは旧松中亭旅館enさんの離れです。

気になったので観心寺さんに立ち寄った帰りに立ち寄ってみました。夏にオープン予定のカフェで、恕意(じょい)茶屋という屋号まで決まりました。

店内の様子
店内の様子

ジョイと言えば、喜びや幸福感を表す英単語「JOY」を連想しますが、「en:エンの離れだからエンジョイになります」とのことでした。夏にカフェが誕生したらまた訪問したいですね。こんな時もモックルチケットやホリデー、オフピークのモバイルチケットが威力を発揮するのです。

さて広報かわちながの7月号によると、7月29日から11月30日まで「中世に出逢えるまち」デジタルスタンプラリーが始まることが書いてありました。今回は次のスポットを巡ります。

  • 盛松寺(楠町西)
  • 観心寺山門前(寺元)
  • 金剛寺楼門前(天野)
  • 延命寺(神ガ丘)
  • 烏帽子形八幡神社本殿前(喜多町)
  • 八幡神社(天見)

観心寺、金剛寺、延命寺など、バスで行くような場所が含まれています。土日ならホリデーモックルですが、平日ならモックルと、平日に利用するときでもモバイルチケットが使えるようになりました。これはうれしい!

確か5月くらいからでしょうか?バスを利用する人が増えているような気がします。夏の暑さや梅雨の雨模様が影響しているのかもしれません。バス利用するときに「ピッ」と鳴らすICカードも便利ですが、1日3回以上バスに乗る場合は、モックルチケットがお得になる可能性が高いので気軽に利用してみてはいかがでしょう。

河内長野市立ふるさと歴史学習館

住所:大阪府河内長野市高向2230-5

TEL:0721-64-1560

開館時間:9:00~17:00

定休日:祝日以外の月曜日・祝日の翌日・年末年始

アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 道の駅奥河内くろまろの郷バス停から徒歩8分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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