【河内長野市】中高向で変わった道路工事をしていると思っていたら、実は遺跡発掘調査だった。
中高向地域でも山手のほう、水落のあたりから歩いていると、今の時期、市内ならどこでもそうですが、秋祭りのちょうちんやその予告の看板が見られますね。
いつもなら静かな児童遊園にも、地域の村の名前が付いた幟が経ち、提灯がぶら下がっています。
児童遊園から少し歩くと、道路工事が行われています。これが本当に道路工事ならそのまま通り過ぎますが、よく見ると全体にシートがかぶされているなど普通の道路工事とは違うようです。
近くで看板を見つけました。高向・上原土地区画整理組合現地詰所です。これを見て思い出しました5月に高向公民館の裏で行われていた遺跡見学会です。
詳細は上のリンク先に書いてありますが、高向・上原地域のある区画を整備する計画があり、その実行前にこの地に存在していた高向遺跡を調査するというもの。
土地の多くはまだ所有者がおられるという事で、先行して整備することになっている道路の部分から発掘調査をしているという事ということで、道路工事のように帯状に順番に行われています。
改めて発掘調査の様子を見てみましょう。道路から見るしかないので、現場からは少し距離があるのが残念ですね。
土を掻きだすのでしょうか?ベルトコンベアーのようなものが見えます。
でも、すぐ手前から発掘現場があるので。
このように、土をある基準をもとに人工的に掘った跡が見られます。
これらが何を意味するのかはわかりませんが、少なくとも遺跡であることは間違いないのでしょう。
本当はもっと広範囲で発掘すればいろんな発見がありそうですが、やはり個人所有の土地があるためにそういうわけにはいかないようですね。
既に発掘調査が終わったところは、シートを敷いて土嚢を置くことで雨風から守るようになっています。
どこまでいけるかわかりませんが、近づいてみることにしました。
残念ながら先程の距離と違い、草が覆っていて、かえって発掘調査の様子が見えませんでした。
現場の入口には簡易トイレがありました。現在の発掘調査が5月のときのように一般に公開されて報告会が行われるかどうか、市の文化財課の方に問い合わせたところ現時点では考えていないが、将来的に動きがあるかも知れないとのことでした。
中高向の遺跡発掘現場
住所:大阪府河内長野市中高向
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 中高向バス停から徒歩5分
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