ドジャースの一塁コーチがマーリンズの監督に就任。マーリンズにとっては「本命」ではなかった!?
ここ4シーズン、クレイトン・マッカラーは、ロサンゼルス・ドジャースで一塁コーチを務めてきた。マイナーリーグのフィールド・コーディネーターだった時期を含めると、ドジャース在籍は10年を数える。
来シーズンからは、マイアミ・マーリンズの監督として采配を振るようだ。ESPNのオールデン・ゴンザレスが、監督就任を報じている。
過去2シーズン、マーリンズでは、スキップ・シューマッカーが指揮を執っていた。今オフに退団したシューマッカーは、別のチームの監督に招かれるという噂も出ていたが、今月初旬、テキサス・レンジャーズのフロントに加わった。肩書きは、シニア・アドバイザーだ。編成責任者であるクリス・ヤングの下で働く。
2年前にマーリンズが監督を探していた際も、マッカラーは、候補の一人に挙がっていた。同時に、カンザスシティ・ロイヤルズの監督としても名前が浮上。MLBネットワークのジョン・モロシらによると、ロイヤルズの最終候補に残っていたようだ。
ただ、今回、マーリンズの本命がマッカラーだったのかどうかは、はっきりしない。先日、レンジャーズの副監督からシカゴ・ホワイトソックスの監督となったウィル・ベナブルは、マーリンズの監督候補でもあった。また、こちらはESPNのジェフ・パッサンによると、クリーブランド・ガーディアンズのベンチ・コーチ、クレイグ・アルバナーズは、マーリンズの監督にもホワイトソックスの監督にもならず、ガーディアンズに残ることを選んだという。
マッカラーは、元捕手だ。2002年のドラフトでクリーブランド・インディアンズから22巡目・全体664位指名を受け、2005年までマイナーリーグでプレーした。その後、ドジャースに入団する前に、トロント・ブルージェイズ傘下のマイナーリーグでコーチと監督を務めた。マイナーリーグながら、監督歴は短くなく、750試合以上で采配を振っている。