今年の夏は暑い!何を食べればいい?意外と知らない体を冷やす食材と大事なことを気象予報士の料理家が解説
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先日、気象庁から2024年の夏は、例年よりも気温が高くなる確率が高いとの発表がありました。今年は例年以上に、熱中症や夏バテ予防への備えが必要な夏になりそうです。
そこで今回は、「予防には何を食べればいいの?」の疑問に答えるべく、気象予報士で薬膳料理研究家をしている立場から、夏のおすすめと大事なポイントを3つにわけて紹介します。良かれと思っていたことが、意外にNGであることもあるんですよ。正しい知識をつけて、夏の暑さ対策の参考にしてくださいね。
![気象庁HPより:2024年05月21日発表の3か月予報(6月・7月・8月の気温予報)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/otenkimama/article/01774725/image-1716373371389.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
温める食材と冷やす食材がある
食材には栄養素やカロリー以外に、「温める」「冷やす」という働きの分類があります。これは漢方や薬膳独特のもので、食べた時の体の変化によって分類され、2000年以上前から研究が始まり現代に引き継がれています。この温涼性は5つの分類です。季節や体質に合わせて、上手に使い分けることが重要です。
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温める
にんにくや唐辛子、長ねぎ、カボチャなど。秋冬や寒がりの人に積極的にとってもらいたい食材。ショウガやネギなどは温性ですが、食欲増進効果もあるので、夏は薬味などで適量食べることで、胃もたれの改善や夏バテの予防になります。
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平性
キャベツやにんじん、ジャガイモなど、家庭で使われる野菜は平性のものが多いです。うるち米も平性です。季節や体質を気にせず、食べることができます。
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冷やす
いわゆる夏野菜といわれるトマトやキュウリ・ナスなどは、体を強く冷やす働きがあります。夏の野菜は色がカラフルなものが多いですが、ベータカロテンなどによる夏風邪予防効果もあるので、暑い時期におすすめです。また夏のメニューとして定着している豆腐やそうめんも体を冷やす働きです。夏野菜や薬味などと一緒に積極的に食べるようにしてください。
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夏の食養生の大事なこと3つ
①涼寒の食材とバランスを考慮
暑い時期は、涼寒の食材をとることは重要ですが、そればかりではNGです。栄養バランスが乱れて、夏バテの原因になってしまいます。例えば、メインをそうめんにしたときは、平性の豚肉や卵などを添えて、バランスよく食べてくださいね。
一方、冷房が強くきいた部屋で過ごす方の場合には、冷やすものよりもやや温めるもののほうが良いこともあります。気温だけでなく、室温や体調に合わせて組み合わせるようにしてくださいね。
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②胃腸の働きを高める食材
蒸し暑い時期は、水分を多くとることもあり、胃腸の働きが悪くなります。胃もたれが続いたり食欲が落ちたりして、夏バテを引き起こすこともあります。対策として、食欲増進効果のある大葉や茗荷、ショウガなど、香りの食材を多く取り入れるようにしてくださいね。冷ややっこやそうめんに薬味を添えるのは、食養生のために根付いた習慣です。
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③高カロリーメニューは要注意
最近では、いわゆる冬のメニューとされていたビーフシチューやグラタンなどの高カロリーメニューが、夏でも手軽に入るようになりました。おいしく食べられる時はいいのですが、やはり食べ過ぎると胃もたれを起こして、次の食事が食べられなかったりすることもあります。素材を楽しむ日本古来の素朴な食事のほうが消化が良く、熱中症や夏バテの予防には有効です。高カロリー食はたまにのお楽しみにして、食材を楽しむ和食を中心にとるようにしてくださいね。
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まとめ
・温める食材と冷やす食材がある
・夏は体を冷やす食材がおすすめ
・胃腸の働きを高める薬味を一緒に
・和食のほうが消化が良く夏バテ予防に有効
上手な食事で体調を整えて、暑い中でも元気にお過ごしください。
暑い時期のおすすめについて、ほかにも記事を執筆しています。是非合わせてチェックしてくださいね。
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⇒冷奴は体を冷やす?日本の夏にいい理由とお茶漬けアレンジ(Yahoo!ニュース)
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⇒きゅうりは体を冷やす?夏の体を整える効果と失敗しない選び方(Yahoo!ニュース)
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