昨年は3登板、あと数日で37歳となるベテランがマイナーリーグ契約から開幕ロースター入り
ダニエル・ハドソン(ロサンゼルス・ドジャース)は、3月9日に37歳の誕生日を迎える。昨年、メジャーリーグで投げたのは、6月末から7月上旬までの3試合に過ぎなかった。2022年も、6月下旬にシーズンを終え、25登板にとどまった。いずれも、膝が理由だ。左右のどちらかではなく、片方ずつ痛めた。
今オフ、ドジャースに年俸650万ドルの球団オプションを破棄されたハドソンは、ドジャースとマイナーリーグ契約を交わし、ノン・ロースター・インバイティ(キャンプ招待選手)として、スプリング・トレーニングに参加している。
今春は、ここまで4登板。2月下旬の2登板は無失点ながら、3月初旬の2登板は1点ずつ取られた。3月2日はマイク・トークマン(シカゴ・カブス)にホームランを打たれ、3月5日は1イニングにロサンゼルス・エンジェルスの3人を出塁させた。被安打2本と与四球1だ。
だが、ロサンゼルス・タイムズのマイク・ディジオバンナとジ・アスレティックのファビアン・アーダヤによると、デーブ・ロバーツ監督は、3月6日に、ハドソンの開幕ロースター入りを宣言したという。
結果ではなく投球内容、あるいは投げられることがわかれば十分、ということだろう。ハドソンは、2021年以降の82登板で79.0イニングを投げ、奪三振率12.53と与四球率2.73、防御率2.85を記録している。また、ドジャースは、韓国で開幕シリーズを行うので、早めに開幕ロースターをセットする必要がある。
ハドソンが加わり、ドジャースのブルペンは、ここから怪我に見舞われる投手が出てこなければ、8枠すべてが確定したように見える。クローザーはエバン・フィリップス、セットアッパーはブルースター・グラテロールとジョー・ケリー。あとの5人は、ライアン・ブレイジャー、アレックス・ベシア、ブレイク・トライネン、ライアン・ヤーブローに、ハドソンだろう。
ハドソンは、通算500登板まであと18登板、通算800イニングまであと7.2イニングとしている。