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家庭菜園の味方テントウムシ!アブラムシ駆除に一役買います【畑の益虫】

racss食育インストラクター・調理師/菜園家

家庭菜園を始めると、いろいろな虫がやってきます。虫が苦手だと、どの虫も怖いし野菜が食べられてしまうのでは?!と心配になりますよね。でも「益虫」と呼ばれる駆除しなくてよい虫もたくさんいます。
この記事では畑の益虫テントウムシと見分け方についてご紹介します。

テントウムシはアブラムシを食べてくれる益虫

赤い体に黒い斑点の丸い昆虫、テントウムシ。見た目が可愛らしくて苦手な人は少ないかもしれません。テントウムシは、野菜の害虫アブラムシを食べてくれる益虫です。
代表的な害虫であるアブラムシは野菜の汁を吸って弱らせてしまいます。特に新芽にアブラムシが付くと、成長ができなくなってしまいます。集団で付いているアブラムシにはぞっとするという人も多いですね。
このアブラムシをテントウムシはどんどん食べてくれます。1日に100匹を食べると言われていますので、ぜひ畑にきてもらいたい虫なのです。

テントウムシの幼虫はこんな形

テントウムシの幼虫はちょっと気持ち悪い?!
テントウムシの幼虫はちょっと気持ち悪い?!

テントウムシの幼虫は、親と全く違った形をしています。小さな黄色い卵から生まれ、画像のようなワラジムシにオレンジ色が入ったような形です。ちょっと気持ち悪いと思うかもしれませんが、この幼虫もアブラムシをたくさん食べて退治してくれます。20日くらいでサナギになりツヤツヤした丸い大人のテントウムシに変身します。

テントウムシにもいろいろな種類がある

テントウムシといえば赤い体に黒の7つの模様のタイプが代表的ですが、それはナナホシテントウ。他にも様々な模様のテントウムシがいます。
ナミテントウにはバリエーションがたくさんあり、赤い体に黒い模様、黒い体に赤い模様、黒い体にオレンジの模様などなど。模様の数も2つや4つ、12個やもっと多い模様のものも。またオレンジ色や黄色で斑点のないタイプもいます。
画像の左上のテントウムシの模様は斑点ではなくちょっと変わっていますが、ヒメカノコテントウという小型のテントウムシになります。
キイロテントウやシロホシテントウはナミテントウよりひと回り小さく、アブラムシではなくうどんこ病の菌などを食べてくれます。

いずれのテントウムシもツヤツヤと表面が光っているのが特徴です。

そっくりなテントウムシダマシに注意

害虫テントウムシダマシにはツヤがないので見分けられる
害虫テントウムシダマシにはツヤがないので見分けられる

ただし、テントウムシとそっくりなテントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)がいるので要注意。こちらはジャガイモやトマトなどナス科の野菜の葉を食べてしまう害虫です。こちらを見つけたら駆除しなくてはなりません。
見分け方は、テントウムシと違って表面にツヤがなく、背中の模様が多いことです。名前の「ニジュウヤホシ」は「28の斑点がある」という意味です。
ニジュウヤホシテントウの背中にツヤがないのは、よく見ると細かな毛が生えているから。ニジュウヤホシテントウの幼虫はトゲトゲの毛が生えていて、テントウムシの幼虫と見分けがつきます。

まとめ

テントウムシは野菜の害虫のアブラムシを退治してくれる畑の益虫です。
アブラムシがたくさんいても、テントウムシの姿を見かけたらもう大丈夫。数日の間に食べ尽くしてくれますし、うまくいくと家庭菜園内でテントウムシが増えるかもしれません。
畑の益虫には他にクモやハチ類、カマキリなどがいます。このような畑の益虫を活用すれば、家庭菜園で害虫駆除の薬剤を使わずに乗り切れる可能性がありますので、虫たちをむやみに怖がらないでくださいね。

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食育インストラクター・調理師/菜園家

癒やされる観葉植物にはまったのち、家庭菜園を初めて早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog (料理+菜園づくり 食育インストラクターracssの日々の暮らし)」にて公開中。

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