列車衝突でトナカイ死亡数が150頭に迫る、新たに9頭が犠牲に ノルウェー
ノルウェーでは、ノールラン鉄道を走る列車と衝突死したトナカイの数が、2週間ほどで150頭ほどに迫りつつある。
NTB通信社と国営放送局NRKによると、5日深夜1時の衝突で3頭、その5時間後に6頭が死亡した。
現在はトナカイが牧草地を移動するシーズン。
相次ぐトナカイと列車の衝突は、国内外で大きく報道されている。鉄道会社側はトナカイを飼育する先住民族サーミ人らに謝罪をした。
トナカイの移動が終わるまで、時速40キロへと速度を落とす対策がとられていたが、それでも衝突事故は続く。
来年からは計画を前倒しして、路線周辺にフェンスが設置される予定。
鉄道会社は、飼い主らに損失額を請求され、動物愛護団体からは警察に通報された。
他国では、「大量虐殺」、「殺戮」、「血の海」、「ホラー」、「悲劇」などと報道されている。
Text: Asaki Abumi