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スペイン代表に優勝の可能性はあるのか?ペドリの「再生」と鍵を握る2人のヤング・アタッカー。

森田泰史スポーツライター
得点を喜ぶニコとヤマル(写真:ロイター/アフロ)

彼らは、どこまで勝ち上がれるだろうか。

EURO2024が開幕した。各国がタイトル獲得を目指して鎬を削るなか、気になるのはスペイン代表の状態だ。

ドリブルするペドリ
ドリブルするペドリ写真:ムツ・カワモリ/アフロ

今大会、スペイン代表で、鍵を握るのは3選手だろう。

まずはペドリ・ゴンサレスだ。

ペドリにとっては「再生」がかかるビッグトーナメントになる。この3年で、ペドリは9度、負傷離脱を強いられた。トップデビューを果たした2020−21シーズン(公式戦73試合出場)以降、試合出場数は減少傾向にあった。

■高い位置でのプレー

ペドリは復活を遂げなければいけない。そのために、スペイン代表では、出来る限り、高い位置でプレーする必要がある。

バルセロナでは、セルヒオ・ブスケッツの退団以降、ペドリがボランチまで引いてきてプレーすることが多くなった。【4−3−3】と【4−2−3−1】の可変システムの副作用だが、本来であれば、ペドリにはインテリオールかトップ下のポジションが与えられるべきである。

それを代表で体現できるかどうかは、ペドリにとって、またチームにとって、キーポイントになるだろう。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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