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【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5(短文穴埋め問題)にチャレンジ(30)!

番場直之英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日はTOEIC Part5対策として、時事ネタを使った短文穴埋め問題にチャレンジしましょう!それでは問題です。

問題

New 500-yen coins, which have several ------- designs, have been put into circulation in Japan.
(A) excited
(B) distinctive
(C) inclement
(D) urgent

解答

正解は(B)です。

まず選択肢から見てみましょう。選択肢には形容詞が並んでいます。それぞれの意味は、(A) excited (興奮した、ワクワクする)、(B) distinctive (特色のある、独特の)、(C) inclement (〔天候が〕荒れ模様の)、(D) urgent (緊急の、差し迫った)です。選択肢に1つの品詞の異なる4つの単語が並んでいたら「語彙問題」と判断します。語彙問題の場合、問題文を先頭から読み、文の意味から正解を判断します。また、正解の単語とよく一緒に使われる単語が近くにあれば、そこをヒントに正解を導けることもあります。

それでは本文を見ていきましょう。主語が「新しい500円硬貨」で、それを「which」で始まる関係代名詞節が後ろから修飾しています。「which」の直後に動詞が続いているので、「which」は主格の関係代名詞ということがわかります。先行詞は「New 500-yen coins」なので、意味的に下記のような文が成り立ちます。

New 500-yen coins have several ------- designs.

「新しい500円硬貨はいくつかの~デザインを持っている」という意味になります。選択肢の(A) excited (興奮した、ワクワクする)と、(B) distinctive (特色のある、独特の)で迷った方もいるかもしれません。「excited」は「excited audience(興奮した聴衆)」のように、通常、人を修飾し、「An audience is excited.」という関係が成り立ちます。「designs」のような人以外の語を修飾する場合は、「exciting designs(興奮させるデザイン、ワクワクさせるデザイン)」のように「exciting」が使われ、「Designs are exciting.」という関係が成り立ちます。つまり、「designs」を修飾するために「excited」は使われず、この問題の正解にはなりません。正解は (B) distinctive (特色のある、独特の)になります。

問題文の後半も見ておきましょう。「put ~ into circulation」は「~を流通させる」という意味になります。ここでは受身で使われ、「新しい500円硬貨が日本で流通し始めた」というような意味になります。「circulation」は「流通、流れ」という意味がありますが、TOEICでは「〔図書館の〕貸し出し」という意味でも出てきます。「〔図書館の〕貸出・返却カウンター」であれば「circulation desk」や「circulation counter」、「〔図書館の〕貸出係」であれば「circulation clerk」となります。

英文訳

New 500-yen coins, which have several distinctive designs, have been put into circulation in Japan.
いくつかの特色のあるデザインを持つ新しい500円硬貨が日本で流通し始めた。

語彙

distinctive: 特色のある、独特の
circulation: 〔金や情報などの〕流通、流れ、〔図書館の〕貸し出し
put ~ into circulation: ~を流通させる
excited: 興奮した、ワクワクする
inclement: 〔天候が〕荒れ模様の 例.荒れ模様の天気:inclement weather
urgent: 緊急の、差し迫った

以上、時事ネタでPart5(短文穴埋め問題)にチャレンジでした!
もっと問題を解きたい方はこちらの全問題リストをご覧ください!
【TOEIC対策】満点講師の時事ネタでパート5全問題リスト(年月別、問題種類別、トピック別)

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英会話フォービー代表/TOEIC満点講師

英会話フォービー代表。明治大学理工学部卒業。システムエンジニアを経て、外資系コンサルティング会社勤務。一橋大学大学院にてMBAを取得し起業。TOEICは1999年から毎年受験し、受験回数は100回超。初受験の500点台から990点(満点)までスコアを上げる。現在、大学、企業、英会話スクールにて幅広い層の学習者を指導。また、語学教材の執筆、英語学習者向けYouTubeチャンネル「ForBenglish」(登録者数13万人)の運営を行う。

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