あっという間に完成!わが家の柔らか「筑前煮」のポイントは焦げ目をつけた厚揚げ!
「筑前煮」って聞くと「材料がたくさん」「野菜の皮を剥くのが面倒」「味が染みるのに時間がかかる」と正直、手間のかかる料理で私も「正月くらいでいいか」と思って嫌煙していた料理の1つです。ですが、最近「簡単!柔らか!味が染みてる!」材料の組み合わせをみつけました。調味料も最低限。この方法をみつけてからは週1日作るくらい簡単で気に入っています。「これが筑前煮?」と思われるかもしれません。ですが「柔らかさ」を重要視する介護食では「これも筑前煮でもいい!」と胸をはっています。簡単なので是非試してみてください。
☆材料
・厚揚げ 1枚 (食べやすい大きさに切ります。厚さ1センチ~2センチくらいが食べやすいです。)
・根菜ミックス(冷凍) 1/2袋
・だし汁 200ml(顆粒だしを水に説いたものでOKです)
・砂糖 大さじ1と1/2杯
・みりん 大さじ1杯
・醤油 大さじ2杯
☆作り方
1.厚揚げを焦げ目がつくまで炒めます。この焦げ目の香りでお肉っぽさがでます。
フッ素加工の鍋なら油は使わなくてもも大丈夫ですが、フッ素加工がない鍋なら油を大さじ2杯入れて炒めてください。
2.厚揚げに焦げ目がついたら根菜ミックスを入れて油を馴染ませます。
3.砂糖、みりん、醤油、だし汁を入れて落し蓋をして中火で10分~15分ほど煮込んで完成です。根菜に火が通っているか、途中で柔らかさを確認してください。
味が決まらなければ、塩を少々入れてください。味が決まりますよ。また、作って半日ほど置くとより味が染みます。前日に作って翌日食べても大丈夫ですが、その時は冷蔵庫で保管してください。
厚揚げの煮物でしょ?と思うかもしれませんが「鶏肉が煮込むと硬くなる」と言って「食べられなかったもの」を厚揚げを使うことで「食べられるもの」に変わります。介護食を食べる側にしたら「食べられるものが増えた」。作る側は「厚揚げと冷凍の根菜ミックスで作るのがラクになった」。ちょっとの工夫で家族が同じものを食べられるのは、やはりいいものですよ。
厚揚げでたんぱく質は取れるので、栄養的にも問題ありませんよ。
※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師、看護師、管理栄養士にご相談ください。