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らっきょうは「もう買いません!漬けません!」サプリ級に栄養を高めて簡単!美味しく食べる方法♬

「らっきょうは漬けるの面倒だから買ってくる・・」は実は大損してます!!

らっきょうの栄養が凄すぎるので長いです。

こんにちは!管理栄養士の関口絢子です^^

らっきょうは「畑の薬」と言われ、漢方では便秘薬や冷えによる痛みを軽減する鎮痛作用で知られています。特に食物繊維の量が野菜や果物の中で断トツで、ごぼうの4倍、キャベツの11倍と言われています!成分の9割がフルクタンという水溶性食物繊維なんですが、これが善玉菌によって発酵する性質があるんですね。この発酵性の食物繊維を摂ることで、今注目の「短鎖脂肪酸」という健康成分が作られます!

「短鎖脂肪酸」は腸内環境だけでなく、最近では全身の健康に影響することが分かっています。ただ水溶性なので市販の漬物だとせっかくの栄養がどんどん液体に溶け出してしまいます

また、アリシンという抗菌作用や血圧降下作用のある辛味成分が、油で炒めるとアホエンというさらに血液サラサラ効果を高めます。また、フルクタンの作用と併せて血糖値の上昇を穏やかにします!

今回はこのらっきょうの素晴らしい栄養を効率的に摂るために、らっきょうを野菜としてしっかり食べられる簡単で美味しいレシピをご紹介します♬ カレーのお供に2〜3粒食べるだけじゃ勿体ないので是非、スーパーで見かけたらチャレンジしてみて下さい!

材料

《らっきょうのきんぴら》

  • らっきょう(洗って薄皮を剥いた物)500g
  • ごま油              適量
  • 生姜               1かけ
  • 醤油               大さじ1.5
  • みりん              大さじ1.5
  • 酢                小さじ2
  • すりごま             大さじ2
  • お好みで鰹節をトッピング

作り方

  1. らっきょうをバラしてよく水洗いする。
  2. 薄皮をむいて茎の先とヘタをとったら縦に刻む。
  3. フライパンに多めの胡麻油と千切りにした生姜を入れて中火で炒める。
  4. らっきょうを入れてさらに炒める。
  5. 透明感が出てきたら醤油・みりんを加えてさらに炒めてお酢を入れる。
  6. 火を止めたらすり胡麻を加え、よく混ぜたら完成です!

※お好みで鰹節をトッピングしてお楽しみ下さい。

コツ・ポイント

●らっきょうは丸ごとより刻んだ方がアリシンが増えます。
●生姜は炒めることで体を温める成分が増えます。
●すり胡麻が煮汁を吸ってフルクタンを絡めとる役割もしてくれます。
●食前に食べると血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。

おわりに

にんにくや玉ねぎのような香りがしながら、炒めると全く違う爽やかな味が楽しめますサッパリとしていて辛味もないのでご飯のおかずとしてもピッタリ!炒め物やチャーハンに加えたり、素麺や冷麦の薬味としても喜ばれます♬ お子様からご年配の方まで家族みんなが喜ぶ一品なので、生のらっきょうは買ったことがない方も是非お試しいただけたら嬉しいです!

★動画では「らっきょうのきんぴら」レシピや栄養については勿論、もう一種類のレシピについても詳しくご紹介しています!

★ 美味しい!簡単!体に優しい!そんなレシピ動画を配信しています。是非フォロー&チェックしてみて下さいね♬ 

管理栄養士/料理研究家:関口絢子のウェルネスキッチン(チャンネル登録者数41万人)

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筆執/レシピ:管理栄養士 関口絢子

食べ物と栄養の知識が生きた、美と健康に関するお悩み解消レシピが人気。誰もが手に届く身近な食べ物を通じて世の中を明るく健康にしたいをモットーに、すぐに実践できるお役立ち情報を発信している。「春夏秋冬 疲れ取りごはん」KADOKAWA、その他多数。日本抗加齢医学会認定 抗加齢指導士、米国栄養カウンセラー

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