【美容看護師が暴露】美容外科のメニューで安い施術を選んだら雑に扱われる?!
こんにちは。元美容外科看護師の繁和泉です。
昨今では、美容クリニックでの施術も多種多様なものが出てきています。
実際にTVCMなどを見ても、子どものお小遣い程度でできちゃうような施術もありますよね。
では実際に「本当にそのお値段で施術することは可能」なのでしょうか?
結論から言うと「できます」。
しかし…、知られざる実態もあるのです。
それは「スタッフ側の対応が雑にあることがある」という実態。
今回は「美容外科で安い施術メニューを選んだら雑に扱われる?」実態について、実際に現場で働いていた看護師の経験をもとに解説します。
美容外科の値段の差は「使っているもののクオリティの差」
例えばですが、同じ美容外科の施術の中でも
・ボトックス
・ヒアルロン酸
などはお値段に差があるクリニックもしばしば見かけますよね。
いろいろな理由はありますが、おおむね商品そのもののクオリティが下がることで値段の差が生じています。
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複数種類の商品を納入していれば、同じ施術でもお値段に差ができます。
これが「二重整形」だったり「脂肪吸引」だったりすると、使っている機械が高性能だったり、麻酔の濃度や糸の品質が良いものに変更されるわけです。
提供される技術に大きな違いはない
品質に差はあれど、提供される医療者側の技術には大きな差はありません。
- プチ整形の注射は穿刺する部位や方法も同じ
- 二重の施術であれば麻酔して糸をかけるというのは同じ
- 脂肪吸引であれば吸引方法そのものは同じ
なので、医療従事者側は料金が高くても安くても提供する労力は同じなのです
安い施術は医師のモチベーションに影響する
率直にいうとお値段がお安い美容外科の施術は、スタッフ側のモチベーションに大きく影響する実情は少なからずあります。
やはり同じ労力をかけるなら、少しでも高い収益につなげたいと思うのは致し方のないことかもしれません。
実際に現場で実情を見ていた感想だと、看護師や受付スタッフなどはあまり態度には出しませんが、「医師」はかなり違うな…という印象でした。
ひどい医師などは、あえて効果が出ないような施術をしたり、びっくりするくらいの塩対応をしたりと驚きを隠せない対応をする医師も少なくありませんでした。
美容外科における医師の収入は、売上高に応じて決まるといっても過言ではないので「安い客には時間をかけない」と考えてしまうのかもしれません。
みんながみんなではないですけどね…。
値段=スタッフモチベーションの実態を見極めるには「求人ページ」をチェック
美容外科で値段の差があり、スタッフモチベーションにつながる理由はずばり「収入に差が生じるから」だと思います。
つまり「月々の売り上げが高いほど、収入が上がる」のであれば、申し込む値段によって差が生じる可能性がありますね。
それを簡単に見極める方法があります。
スタッフ募集の求人ページを見てみましょう。
その中で、月の固定給以外に
「インセンティブ支給あり」
「月の売上高に応じて手当あり」
などの文言があれば「高い施術の方が喜ばれる」実情はあるでしょう。
まとめ「でも…安くても長く通ってくれるならそちらの方がありがたいのでは?」
とはいえ、筆者は美容外科での経験のなかで「値段はともかくとして一番は「良い」と思ってくれてリピーターになることが一番売り上げにつながるよね??」
と常々思っていました。
安い施術でも、長く定期的に通ってくれる方が、広告費無しに売り上げを出してくれることにもつながりますし…
実際施術を受ける患者様としても「こんなに安いのに期待した結果が出た!」というほうが「もう一度行きたい!」になると思っていました。
高い施術の方が「あんなに払ったのに、期待するだけの効果は得られなかった」→期待値も上がるので時として満足感につながらないこともあります。
ですので、「安い施術だから相手にされないかな?」と尻ごむ必要はないと思います。
「長く美をキープするためには、何を上手に選ぶ」かが大切です。
本当に「長い目で見た美容外科の良さ」を知っている医師やクリニックは、値段に関わらず一人ひとりの患者様を大切にします。
安い施術だからこそ、「そのクリニックの本質」が見えてくると思います。
「あえて安い施術を申し込んで、質のいいクリニック」を見極めてみるのはいかがですか?