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初対面で話しかけやすい人の特徴3選

畠山仁美所作講師

初対面の人に自分から話しかけるのは多かれ少なかれ緊張するもの。

まだ話したことがなく、相手の内面や人柄が分からないのであれば、話しかけるかどうかの判断材料は「見た目の印象」しかありません。

初対面でも話しかけやすい人とそうでない人には、どのような違いがあるのでしょうか。

どれだけ見た目で「安心感」をもってもらえるか

この人に話しかけてみようかな、と思ってもらうためには、どれだけ見た目の雰囲気で相手に安心感を与えられるかがポイント。話しかけたらきちんと応えてくれそう、嫌な思いはしないで済みそう、そんな相手に安心感を与える人の特徴を3つご紹介します。

1,「素の表情」が柔らかい

人と会話しているときは笑顔であっても、一人でいるとき、スマホを操作しているとき、何かを待っているときなどの「素の表情」まで意識している人はそれほど多くありません。

素の表情(無表情)は、どうしても不機嫌、無関心、警戒心が強い、といった印象を与えるので、表情が怖い、なんか怒ってる?と言われることが多い人はとくに、「柔らかな素の表情」を日頃から癖づけることが大切です。

ただ、口角を上げよう、など表情筋を意識すると、余分な力が入って不自然になることも。
子犬や子猫、すやすや眠る赤ちゃんを眺めているときなど、自分が最もやさしい表情になれるシーンを想像すると、自然と目元も口元も柔らかくなっているはずです。

2,自然体の良い姿勢

猫背、背もたれに寄りかかって座る、腕を組む、頬杖をつく、足を投げ出して座る、といった姿勢は、やる気がない、だらしない、暗い、疲れている、めんどくさがり、といった印象を抱かせます。声をかけてもきちんと対応してくれなさそうで、話しかけづらくなります。

ただ、姿勢が良すぎる(堂々とし過ぎている)場合も、威圧感や隙のなさを与えてしまい、相手が気後れして話しかけづらくなることも。背筋は伸びつつ肩の力の抜けた良い姿勢は、誠実さと開かれた印象を与えてくれます。

3,動きがゆっくり

動きがせっかちな人は、イライラしてそう、余裕がなさそう、なんだか忙しそう、声をかけても適当にあしらわれそう、といった印象を与えます。

一方ゆっくり丁寧に動く人は、穏やかでリラックスしている、優しそう、心に余裕がありそう、礼儀正しそう、といった雰囲気をまとっているので、話しかけても快く応対してくれるように感じさせます。

話しかけやすい雰囲気づくりは、相手への思いやり

社交的な性格で自分からどんどん話しかけられる人は別ですが、初対面の人に最初に声をかけるのは、程度の差こそあれ勇気がいるはず。

だからこそ、話しかけやすい雰囲気を作ることは相手に対する思いやり。

「柔らかな表情と、肩の力の抜けたいい姿勢で、ゆっくり丁寧に動く」この3点を意識して、ぜひ「相手から話しかけやすい雰囲気作り」してみてくださいね。

所作講師

日常の振る舞いを見直すことで、心・体・生活を整えるお手伝いをする所作講師。立つ・座る・歩く・物を扱う・挨拶する、といった日常あたりまえに行っている所作を通して、振る舞いだけでなく自分の内面も見つめ直すレッスンが好評。2011年の開講以来マンツーマンレッスンにこだわり、一人一人と向き合ってきた。ブログ【所作美人のヒント】では、バタバタと忙しい日々の中で、所作を通して自分を磨く考え方を発信。著書「一日一分からはじめる『おだやかな人になる所作の習慣』」

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