東京ヤクルトは12人、オリックスは2人。日本シリーズを経験している選手の人数
11月20日から、日本シリーズが始まる。東京ヤクルト・スワローズとオリックス・バファローズ、両球団の出場資格者名簿にそれぞれ名を連ねる計80人のなかには、過去の日本シリーズに出場したことのある選手もいる。
東京ヤクルトは12人だ。そのうちの8人は、前回、東京ヤクルトが日本シリーズに進出した2015年に出場した。山田哲人は、第3戦に3打席続けてホームランを打った。荒木貴裕と西田明央の2人は、打席には立っていない。荒木は第3戦と第4戦に代走として起用され、西田は第1戦の8回裏にマスクをかぶった。
残る4人は、他球団の選手として日本シリーズに出場した。田口麗斗を除く3人、内川聖一、嶋基宏、高梨裕稔は、そこで優勝を味わっている。5度出場&優勝5度の内川は、2014年にシリーズMVPも受賞した。ただ、福岡ソフトバンクが東京ヤクルトを倒した2015年の日本シリーズに、内川は出場していない。クライマックス・シリーズのファイナル・ステージでMVPに選ばれたが(2011年と2017年も受賞)、日本シリーズが始まる前に、ファイナル・ステージ第1戦の守備でフェンスにぶつかった際に左肋骨を骨折していたことが判明した。田口は、今年も出場すれば3年連続となる。
他に、青木宣親は、日本シリーズこそ未経験ながら、ワールドシリーズを経験している。カンザスシティ・ロイヤルズでプレーした2014年だ。6試合に出場し、14打数1安打(打率.071)、1打点、0盗塁。この年のワールドシリーズは、サンフランシスコ・ジャイアンツが4勝3敗でロイヤルズを下した。
一方、前回の日本シリーズ進出が1996年のオリックスには、日本シリーズを経験している選手が、能見篤史と増井浩俊の2人しかいない。野手は皆無だ。増井は、出場2度目の2016年に、高梨とともに優勝を味わった。2人とも先発投手として投げ、増井は第2戦と第6戦、高梨は第4戦に登板した。ちなみに、第1戦の先発投手は大谷翔平(現ロサンゼルス・エンジェルス)、第3戦は有原航平(現テキサス・レンジャーズ)、第5戦は加藤貴之だった。能見は、2005年の第3戦と第4戦にリリーフとして投げ、2014年は第2戦の先発マウンドに上がった。
両球団が対戦した日本シリーズについては、こちらに書いた。