【宗像市】ペーパークラフト・竹細工など“工作”の世界楽しむ!紙容器使った「阿修羅等身像」に感動です♬
ペーパークラフト作品の等身大「阿修羅像」が展示されると聞き、楽しみにして吉井宏さんの作品展にうかがいました。
精巧でち密な作品を目にして今では、ペーパークラフトとは“紙工作”といった概念が変わったようです。
先日ザビエル記念ホールの「さくらまつり」を取材した際、鑑賞させていただいたすばらしい作品の数々を紹介します。
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(媒体名)YAHOOニュース
◇吉井宏 作品展
3月30日(土)ザビエル記念ホールで開催された「さくらまつり」で『吉井宏 作品展』が同時開催されました。
宗像市在住の吉井宏さんは、福岡教育大学名誉教授で、各所で作品展を開催されています。
“私の紙工作は、基本的に「使い捨ての紙容器」を用いて作ることをテーマとしています”とペーパークラフトに対する独自のコンセプトが説明されていました。
テーマに沿ってつくられた作品は子どもも楽しんで作れそうなものから、複雑で精巧ち密な大型の作品まであり、観るものを楽しませてくれます。
*ペーパークラフト作品
この作品は世界遺産・興福寺に安置されている国宝の阿修羅像をモデルにつくられた「阿修羅等身像」
です。
構造材:段ボール・紙コップなどの紙容器
表面材:紙皿・紙コップ・牛乳パック
阿修羅像の基礎データをもとに写真などの資料を参考にして、半年という期間をかけて制作されたそうです。(展示資料参照)
阿修羅像のもつ6本の腕、微妙に異なる3面の顔の表情など、驚くほどリアルです。
これが紙容器などからできているというのですから、さらに驚きです。
紙でできているので軽く、パーツごとに分解して持ち運びができるので、移動に困ることはないそうです。
実際に腕の部分のピンをはずして見せていただくと、たしかに紙コップが使われていました。
壁にそったテーブルに並んでいたのは、海の生物たちです。
シンプルなものから複雑な造りのものまで、観ていて楽しくなる作品ばかりでした。
*竹細工による作品
さまざまな技法を駆使してつくられた竹細工による作品も、多数展示されていました。
色鮮やかな作品は、中国の神話に出てくる天の四方をつかさどる神獣「四神(しじん)」がテーマです。
南の方角を守護する朱雀(すざく)の朱色が鮮やかです。
この作品に出会うのは2度目で、初めての時は竹細工だと気づきませんでした。
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次が西の方角を守護する白虎(びゃっこ)です。
東の方角を守護する青龍(せいりゅう)。
右端には北の方角を守護する玄武(げんぶ=亀と蛇の合体)と縁起の良い四神がならんでいます。
作品中央には「輪廻転生」とタイトルのついた作品が置かれていました。
窓際に展示されているのは、十二支を題材にしたもので、どれも個性豊かです。
この中で「虎」を手にしてみつめている女性がいました。
以前、地域猫活動報告に関する記事で紹介した「さくら耳のみぃちゃん」という絵本を自費出版されている地域猫活動ボランティアの伊藤洋子さんです。
作品のすばらしさに感銘をうけ「虎」をめでておられるようでした。
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どの作品も竹から作り出されたとは思えないほど、動物らしい体のフォルムと豊かな表情に、伊藤さん同様すっかり見入ってしまいました。
◇作品鑑賞をおえて
ザビエル記念ホールの「さくらまつり」で、同時開催されていた「吉井宏 作品展」を取材させていただき、すばらしい作品に出会えて感動しています。
作品には牛乳パックを使用するなど、関心の高まっている「SDGs」への取り組みにも、つながりを感じるところです。
子どもたちにも、このような作品にふれあえるチャンスをたくさん増やしてあげられればと、すなおな感想をいだきました。
※ここでは体験取材における作品の紹介をしています。
問い合わせのできる関係者・関係団体はありませんので、ご承知おきくださいますようお願いいたします。