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クレイグ・レイドロー、人生初のヘッドコーチに【ラグビーのサブスク】

向風見也ラグビーライター
飯沼蓮主将(右)と並ぶレイドロー(筆者撮影)

 千葉県浦安市にある施設「イクスピアリ」の映画館にファンと報道陣を集めた。暗転するや、この日の主人公を紹介する映像が流れた。まもなくポップコーンを片手に、お目当ての人が入室した。

 関係者は「いい演出でしょう」と笑顔だ。

 国内リーグワンで今季から1部に昇格する浦安D-Rocksが、元スコットランド代表主将で前身クラブでもプレーしたグレイグ・レイドローをアシスタントコーチからヘッドコーチに昇格させた。

 8月28日に件の場所で会見。本人が内山浩文ゼネラルマネージャー、飯沼蓮主将が登壇した。

 レイドローは38歳。発表時点では今季のリーグワンで最年少の指揮官となっていた(29日に東京サントリーサンゴリアスの新ヘッドコーチに37歳の小野晃征新ヘッドコーチが就任)。本人は言う。

「チームとして困難に陥る状況でも、色んな支えを得ながら強豪に挑戦する」

 ワールドカップ日本大会で日本代表と対戦したチームの主将とあり、認知度は確かだ。

 もっとも、リーグの最上位グループへ上がった最初のシーズンに未経験のヘッドコーチが擁立されたのも確か。就任の経緯と検討課題への対策をどう考えるか。会見の質疑、またその後の囲み取材で登壇者が応じた。

——昇格初年度に初のヘッドコーチ就任。その決断について。

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ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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