【腎機能の低下】どんな症状が起こる?-気になるその症状をメカニズムから分かりやすく解説!-
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です♪
今回は…
「腎機能低下とその症状」を解説していきます。
腎臓について
腎臓は腰の辺りに左右1つずつある臓器で、
代表的な働きは「尿をつくる」ことです。
しかし、その他にもビタミンDの活性化・
血圧の調節・赤血球産生を促進する
ホルモンの産生など様々な働きがあります。
では、このようにたくさんの働きがある
腎臓の機能が低下してしまうと
“どんな症状に繋がるのか?”みていきましょう。
浮腫(むくみ)
腎臓は、流れてきた血液から
ろ過をして、尿をつくっています。
そして腎臓が正常な場合はアルブミン
(蛋白質の1つ)という物質はろ過されません。
しかし、腎機能が低下してしまうと、
アルブミンがろ過されて、
尿として排泄されてしまいます(蛋白尿)。
↓
これにより浸透圧が変化して
水分バランスが乱れ、浮腫(むくみ)がおきます。
低Ca(カルシウム)血症
腎臓は、ビタミンDを活性化する働きがある。
そして活性化したビタミンDは、
腸でのCa(カルシウム)の吸収を促進させます。
なので腎臓の機能が低下すると
ビタミンDの作用が低下する。
↓
Caの吸収が低下し“低Ca血症”となる。
↓
低Ca血症になるとうつ状態・喘息・
呼吸困難・嘔吐・腹痛などの症状が現れます。
(腎性)貧血
まず、全身に酸素を運んでいるのは赤血球です。
そして腎臓は、赤血球の産生を促進する
エリスロポエチン(EPO)を産生・分泌します。
なので腎機能が低下して
エリスロポエチンの産生が低下すると…
↓
赤血球数が減少し、貧血に繋がる。
このように腎機能低下が原因となって
おこる貧血を“腎性貧血”といいます。
高K(カリウム)血症
K(カリウム)は体にとって大切ですが、
「必要な分」体に存在していれば良いので、
不要な「K」は尿として排泄されます。
しかし腎機能が低下すると、
Kの排泄量が低下して…
↓
“高K血症”に繋がる。
高カリウム血症になると、
不整脈・脱力・筋力低下・下痢などの
症状が現れることがあります。
尿毒症の症状
腎機能が低下すると、尿毒素(老廃物)を
排泄することができなくなってしまいます。
いわゆる体の中がゴミだらけの状態です。
この状態が続くと「尿毒症」となってしまい、
以下のような様々な症状に繋がります。
【中枢神経症状】頭痛・意識障害など
【末梢神経症状】レストレスレッグス症候群など
【眼症状】網膜症・赤眼症候群など
【心血管症状】心不全・心膜炎など
【消化器系症状】嘔吐・下痢・食欲不振
【その他】貧血・血が止まりにくいなど
このように腎機能が低下してしまうと、
様々な症状に繋がる可能性があります。
最後に
腎機能を低下させる
危険因子となるのが“生活習慣病”です。
腎機能の低下を助長させてしまいます。
なので生活習慣を整えて、
腎機能低下の予防をしましょう!
ではでは、今回はここまでです。
参考になれば幸いです(@^^)/~~~
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
・インスタグラムフォロワー1万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中