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【ランニングフォーム自己修正していますか?】下半身を中心に

たくや/ランナー医師、ランナー、ランニングコーチ

読んで頂いてありがとうございます!
たくや/ランナーです。都内で医師&ランニングコーチをしています。

今回はランニングフォームは何故大事?そして自己修正の仕方についてまとめます。
・短時間で理解・対策ができるようまとめました。
・時間のない方は、黒板だけでもOKです。
では早速いってみましょう!!
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ランニングフォームの基本、実践できていますか?

ランニングフォームの基本と言われているものがあります。
骨盤が適度に前傾した状態で、反り腰でも受け腰でもないニュートラルの腰。そして体の真下で着地して、その着地の衝撃で前に進む。そんなことが言われています。

フォームチェックを受けて姿勢や着地点のアドバイスを受けても、多くの場合はまた段々戻ってしまいます。ちょうど良い腰の反りや骨盤の傾斜、ドンピシャ体の真下に着地する。それがなぜ大事で、どうやって自己修正するか。それを書いてゆきます。

真下に着地した衝撃で前に進むって?

そしてそもそも体の真下で着地した衝撃の反動は、前ではなくて真上に来るんじゃないの?真下に叩きつけたボールは真上に弾みます。前に進むってどういうこと?そんな疑問は湧きませんでしたか?(少なくとも自分はそう思いました)

もしそう思っていたら、その考え・イメージから改めて欲しいんです。

真下着地の衝撃で進むってこんな感じで理解して下さい。

ランニングの際には約0.2秒の接地時間があるんです。その間に体は前方に進んでいるんです。

例えばキロ5分ランナーであれば、接地から離地の間に60cm進みます。前方10cmあたりから接地が始まって、体の真下で一番沈みこんで、後方50cmで蹴り出す。そんな感じがよいフォームです。

そして感覚的には、バネのイメージで走るとよいです。

走る時は、バネのイメージ

走る時のバネのイメージは、体の真下でバネをグッと押し込み、後方でバネを開放する感じです。分かってもらえるでしょうか。

基本的に走る時の推進力は、足の蹴りよりもこの反発力が大事になります。体の真下・重心の真下でしっかりバネを押し込み、体の後方でバネを開放する。その力をしっかり体幹で受け止める姿勢や体幹力が大事になります。そのために正しい着地点や姿勢が必要なんです。

反り腰・受け腰、前方着地・後方着地だと・・・

受け腰・反り腰、前方着地・後方着地をイメージしてイラストしてみました。

適度な腰の反り・骨盤の傾斜・真下の着地でないと、バネをしっかり押し込めません。そして適度な腰の反り・骨盤の傾斜でないと、バネの反発力を体で受け止められません。

特にこのことは、最近のカーボンシューズで必要なスキルになりました。

では真下着地・ほどよい骨盤の位置が分かる動きづくりは?自己修正のやり方は?

自己修正のおすすめはバウンディング(ジャンプ走)です。
この動きづくりは、正しい姿勢でしっかりと体の真下で着地して、その反動を正しい姿勢でしっかり受け止めないと上手く前にジャンプできません。バウンディングで姿勢と着地位置の感覚を掴んだら、その感覚でランニングに移行しましょう。

自分もフォームのバランスが悪くなったと感じた時、バウンディングからフォームの矯正をしていますし、他の方にも勧めています。特に骨盤が後傾しやすく前方着地になりやすいランナーの修正には役に立つようです

以上、最後まで読んで頂いてありがとうございました。

今後も「医師・コーチの立場で」役立つことを、分かりやすく発信します。
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たくや/ランナーについて
中学・高校・大学と陸上競技部で、そして卒業後もランニングを続けています。フルマラソンのベストは2時間50分。
今は都内の病院で勤務をしつつ、ランステでコーチをしています(日比谷ライドのコーチ紹介)。
発信はおもにNOTEでしています(ビアランニングドクターのNOTE)。

医師、ランナー、ランニングコーチ

41歳まで某大学病院の消化器肝臓内科で勤務、現在は都内の一般病院で内科医をしています。また、中学でランニングを始めて走歴は約40年、その経験を活かしてランニングステーションでコーチもしています。総合内科専門医・消化器病専門医・肝臓専門医・抗加齢医学会専門医、JMJA公認ランニングドクター他、資格は多数。フルマラソンの完走は67回でベストタイムは2時間50分31秒(2019湘南)。ランナーからよく聞かれることやランナーに伝えたい事を、科学的なエビデンスと経験をもとに記事を書いています。

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