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ペップ・チームの潤滑油。セイドゥ・ケイタに与えられた「コモディン」の役割を思い起こして。

森田泰史スポーツライター
バルセロナでプレーしたケイタ(写真:アフロ)

「コモディン」という言葉が、ある。

これはスペイン語だ。フットボールの世界で度々使われる。辞書を引くと、(1)《トランプ》ジョーカー(2)なんにでも役立つもの(3)都合のよい口実(4)ワイルドカードという4つの意味が載せられている。

つまりは、使い勝手の良い選手だ。オシムJAPANの時代に「ポリバレント」という言葉が流布したが、それに近いかも知れない。

そして、強いチームには、必ずこういう選手がいる。「ペップ・チーム」と称されるジョゼップ・グアルディオラ監督が率いたバルセロナにも、そういうタイプのプレーヤーが存在した。

セイドゥ・ケイタである。

筆者作成
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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『WSK』『サッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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