ペップ・チームの潤滑油。セイドゥ・ケイタに与えられた「コモディン」の役割を思い起こして。
「コモディン」という言葉が、ある。
これはスペイン語だ。フットボールの世界で度々使われる。辞書を引くと、(1)《トランプ》ジョーカー(2)なんにでも役立つもの(3)都合のよい口実(4)ワイルドカードという4つの意味が載せられている。
つまりは、使い勝手の良い選手だ。オシムJAPANの時代に「ポリバレント」という言葉が流布したが、それに近いかも知れない。
そして、強いチームには、必ずこういう選手がいる。「ペップ・チーム」と称されるジョゼップ・グアルディオラ監督が率いたバルセロナにも、そういうタイプのプレーヤーが存在した。
セイドゥ・ケイタである。
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