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オリンピック年で、スポーツ競技の観戦体験率が15%増

木曽崇国際カジノ研究所・所長

筆者自身の運営するYouTubeチャンネル、「大人の遊び研究所」は2022年1月に実施した最新のスポーツ競技の観戦体験率調査の結果を発表しました。同調査はインターネット調査パネルから抽出した2000人のアンケート回答者を対象に、性年代別にウェイトバック集計を行いました。

調査結果によると東京オリンピックの開催された昨年夏を含む「間近1年でいずれかのスポーツ競技の観戦を行った」ものは全体の60.7%、これは前年度の同調査による結果である45.4%からおよそ15%増となり、東京オリンピックの開催が消費者のスポーツ観戦経験率を大きく押し上げた事が推測されました。

一方、東京オリンピックの開催があったにも関わらず「間近1年でいずれのスポーツ競技も観戦していない」と回答したものは全体のおおよそ4割(39.3%)存在することが判りました。

表1:間近1年のスポーツ観戦経験率 2021年vs2020年

また、間近一年で最も観戦経験率の高かったスポーツ競技種は1位野球(29.6%)、2位サッカー(20.5%)、3位卓球(18.2%)となり、日本の伝統的な「三大スポーツ」の一角を占めている相撲(12.0%)を、卓球の観戦経験率が上回りました。その他、陸上競技(16.0%)、水泳競技(14.4%)、柔道(12.2%)などを始めとして、多くのオリンピック競技が相撲の観戦体験率を上回っていることが判りました。

詳細な調査結果は、以下リンク先の「大人の遊び研究所」動画チャンネルにて視聴することが出来ます。

【最新調査】スポーツ観戦経験率、五輪イヤーで観戦者が爆増だが…しかし?!

https://www.youtube.com/watch?v=iGn34ocBTWg

国際カジノ研究所・所長

日本で数少ないカジノの専門研究者。ネバダ大学ラスベガス校ホテル経営学部卒(カジノ経営学専攻)。米国大手カジノ事業者グループでの内部監査職を経て、帰国。2004年、エンタテインメントビジネス総合研究所へ入社し、翌2005年には早稲田大学アミューズメント総合研究所へ一部出向。2011年に国際カジノ研究所を設立し、所長へ就任。9月26日に新刊「日本版カジノのすべて」を発売。

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