【NHL】ベガスゴールデンナイツが25年ぶりの快挙! レギュラーシーズン開幕戦で初勝利!!
今月4日(現地時間)にNHLのレギュラーシーズンが開幕しました。
いきなり開幕戦で、4選手がハットトリックを達成してスタンドを沸かせるなど早くも話題満載ですが、今季の最も大きな話題と言えば、何と言っても「ベガス ゴールデンナイツ」が加盟したことです。
▼ベガス誕生が大きな話題となった理由
当サイトに掲載した昨夏の記事でも紹介したとおり、大きな話題となっている理由は、
ラスベガスをホームとするトップレベルのプロホッケーチームは初めて
となるのに加え、NHLにとっても、
新規加盟によるエクスパンションは、2000年以来
であるだけでなく、
31チーム体制になるのは、1917年の創設以来最多
となるからです。
さらに加えて、北米の4大メジャースポーツに視線を転じても、
2002年のNFLとNBA以来、15季ぶりの新チーム加盟
そして何よりも、世界各国から観光客が訪れるラスベガスに、
初めてのメジャープロスポーツチームが誕生
したからです。
▼初めての試合で初白星!
先月には若手選手だけで挑んだ練習試合やブレシーズンゲームを戦い、開幕ロースターを絞り込んだベガスは、レギュラーシーズンの初戦が行われるアメリカン エアラインズセンターへ乗り込み、昨夜ダラススターズとの開幕戦に臨みました。
試合は新たなヘッドコーチを迎えて、地元で白星スタートを目ろむダラスに先制を許したものの、第3ピリオド中盤の10分27秒に ジェイムス・ニール(30歳・FW)が、歴史に名を残すベガスの初得点をゲット。
さらにニールは、同点のまま迎えた試合終了2分44秒前に、今度は勝ち越しゴールを決めました!
このリードを、GKのマーク アンドレ・フルーリー(32歳)を中心に守りきり、
2-1のスコアでチーム創設史上初めての試合を、白星で飾りました !!
▼勝利の立役者は「いらない!」と言われた選手
勝利の立役者となった守護神のフルーリーと、FWのニールは、ともに6月に行われた「エクスパンションドラフト」で指名された選手。
フルーリーは、ピッツバーグ ペンギンズで3度の優勝経験があるものの、若手GKの台頭によりバックアップに回されていたため、新チームのベガスが、既存のチームから1人ずつ選手を指名するエクスパンション ドラフトで指名。
一方、ナッシュビル プレデターズでプレーしていたニールも、フルーリーと同様に、エクスパンションドラフトで指名できない「プロテクト選手」から漏れ、ベガスに指名されました。
昨季のファイナルを戦った両チームからやってきたフルーリーとニールは、いわば(サラリーキャップなどの兼ね合いもありますが)ウチのチームには「いらない!」と言われた選手だったのです。
▼25年ぶりの快挙
NHLに加盟した新チームで、レギュラーシーズンの初戦に勝利したのは、1992年10月7日にシカゴ ブラックホークスとの開幕戦を制した オタワ セネターズ以来、「25年ぶりの快挙!」(同年に加盟したタンパベイ ライトニングは、オタワの前日に初勝利)
その間に、新たにNHLへ加盟した
アナハイム マイティダックス、フロリダ パンサーズ、ナッシュビル プレデターズ、アトランタ スラッシャーズ、ミネソタ ワイルド、コロンバス ブルージャケッツ(いずれも創設当時のチーム名)
の6チームは開幕戦で敗れていただけに、ベガスの健闘が称えられます。
▼25年ぶりの快挙の次は
初戦を終えたベガスの選手たちは休む間もなく、今夜の試合に向けてグレンデールへ移動。
アリゾナ コヨーテスとの試合を終えると、ラスベガスへ戻って、いよいよ10日にT-モバイルアリーナで行われる初めてのホームゲーム(対アリゾナ戦)を迎えます。
ラスベガスに誕生した初めてのメジャープロスポーツチームには、25年ぶりの快挙に続いて、史上最悪とも言われる銃乱射事件が起こった街を、勇気づけるプレーが期待されます。