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芯まで赤い【紅くるり大根】は千枚漬け風の甘酢漬けでより鮮やかに!菜園家が教える簡単レシピ

racss食育インストラクター・調理師/菜園家
中まで赤い紅くるり大根

大根なのに赤くて可愛い「紅くるり大根」。きれいな色合いを生かした食べ方といえば?色をはっきり出すにはお酢を使うレシピがおすすめです。

菜園家で調理師の筆者が紅くるり大根の特色と甘酢漬けの作り方をご紹介します。

紅くるり大根とは

紅くるり大根とは、松永種苗が開発した皮も中身も赤いミニ大根です。長さ20cm程度のズングリした形が特徴。家庭菜園でも人気の品種です。

赤い色が特徴のミニ大根には、皮が白いのに中が赤い「紅心大根」や、皮が真っ赤で中は白い「紅三太」などいくつかの品種があります。しかし皮も中身も濃い赤色というのは「紅くるり大根」の大きな特徴。

しかも加熱してもこの色がなくならないので、サラダからスープまでいろいろな食べ方ができます。

紅くるり大根の千枚漬け風甘酢漬けの作り方

赤い色を十分引き出すには、お酢を使うのが最も簡単。日持ちもして鮮やかな覚えやすい配合の甘酢漬けでどうぞ。

<材料>

紅くるり大根 1本

下漬け用の塩 大さじ1

酢 60cc

砂糖 60g

みりん 60cc

<作り方>

スライスするとみずみずしい。辛くないのでこのまま生でも食べられる
スライスするとみずみずしい。辛くないのでこのまま生でも食べられる

1.紅くるり大根は薄くスライスします。大きいタイプのスライサーを使って直径をそのままスライスすると存在感のある「千枚漬け」風にできます。食べやすさ優先なら半分でスライスを。

2.塩で下漬けをします。下漬けをすると塩の下味がつき余分な水分を抜く効果があります。ボウルや水を入れた袋などを重しにして数時間おきます。

3.甘酢を作ります。酢、砂糖、みりんを小鍋に入れ、煮立ててアルコール分を飛ばします。好みで出汁用昆布を加えても。冷ましておきます。

4.大根の下漬けで出てきた水を捨て、甘酢を加えます。ビニール袋などで全体が浸かるようにしておきましょう。

5.一晩たったら食べられます。密閉しておけば冷蔵庫で3ヶ月ほど日持ちします。

濃い赤に染まる紅くるり大根

甘酢漬けにすると、赤い色素が全体にむらなく周り、濃い赤に染まります。白い大根やカブの漬物と並べて紅白にしても。
また甘酢漬けにした紅くるり大根にオイルを加えたり、他の素材と合わせてマリネ風にアレンジする食べ方もおすすめです。
辛味が少なくパリパリした紅くるり大根。赤カブとはまた違った美味しさを味わってくださいね。

紅くるり大根は、家庭菜園で育てやすいミニ大根です。ミニ大根は個性豊かな品種が揃っています。育ててみたい!と思った方はコチラの記事もご覧ください。

「知ってる?ミニ大根の特徴と魅力|個性的な色や味で家庭菜園にピッタリ!」

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食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

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