バターナッツカボチャって水っぽい?!なめらかな味わいを生かすのがコツ|菜園家の簡単ポタージュレシピ
ひょうたん型のカボチャといえばバターナッツカボチャです。可愛らしい形で注目されるバターナッツカボチャですが、どんなレシピが向いている?
自分でもバターナッツカボチャを育てている調理師のracssがおすすめの食べ方をご紹介します。
バターナッツカボチャは「水っぽい」?
バターナッツカボチャはニホンカボチャの一種で、大きくても1kg程度の小型のカボチャです。表皮が滑らかで、皮を剥いたピーナッツみたいな外見です。
長さ20cm程度の大きさなので、内側をくり抜いて丸ごと器のようにして調理するなど、様々な楽しみ方ができます。
名前の由来は「バターのようになめらか」。その名の通り繊維質が少なく滑らかなのが特徴です。しかし「水っぽい」と言われることもある粘質の肉質で、和風なカボチャの煮物には向いていません。
しかしその滑らかさを生かして、カボチャのポタージュには最適な品種です。カボチャプリンなどのスイーツにもいいですね。
加熱すると「ナッツのようなコク」を感じやすくなります。どちらかといえば乳製品と合わせる洋風の料理に向いていますが、炒めたり焼いたりというシンプルな調理法もおすすめです。
バターナッツカボチャのポタージュの作り方
バターナッツカボチャの一番のおすすめレシピがポタージュです。
柔らかく煮てから牛乳でのばす簡単な作り方でご紹介します。
<材料>3~4人分
バターナッツカボチャ 300g
茹でる水 カップ1くらい
にんにく ひとかけの半分
塩 小さじ1
牛乳 300cc
塩コショウ 少々
<作り方>
1.バターナッツカボチャは皮をむく(2cm幅ほどに切ってから皮をむくとやりやすい)。
2.小さくカットし鍋に入れ、ひたひたに浸かるほどの水を注ぐ。
3.にんにくは薄切りにして加える。(にんにくは好みで入れなくても可)
4.塩を加え、カボチャが柔らかくなるまで中火で煮る。
5.ミキサーで滑らかになるまで混ぜる。
6.牛乳でのばし、塩コショウで味を整える。
冷たくしても、あたたかくしても美味しくいただけます。
※皮の部分は厚めに剥けばきんぴら風に炒めて料理することもできます。無駄なく使ってくださいね。
※ミキサーかハンドブレンダーを使うと楽ですが、ない場合はマッシャーやフォークで丁寧に潰してください。
バターナッツカボチャは育てやすい固定種
バターナッツカボチャは自家採種もしやすい固定種です(固定種とは種をまくと親と同じ性質のものが生まれる種のこと)。小型の実なので家庭菜園でも育てやすい人気品種。
筆者宅の小さな畑でも通路から通路へと這わせる形で栽培を楽しんでいます。
まとめ バターナッツは滑らかさを生かしたお料理に
ひょうたん型が面白いバターナッツカボチャ。西洋かぼちゃとは違い、水分が多く繊維質の少ないなめらかさが特徴です。スープなどそのなめらかさを生かしたお料理にすると美味しさが際立ちます。
気に入ったら家庭菜園で栽培してみるのもいいですね。
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