Yahoo!ニュース

久保建英の「左サイド起用」はアリ?ボルダラス・ヘタフェにおける起死回生の一手

森田泰史スポーツライター
ヘタフェの久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

「決戦」に、久保建英の姿はなかった。

今季、ヘタフェはリーガエスパニョーラで苦しんでいる。リーガ第24節終了時点で、獲得した勝ち点は24ポイント。1部残留争いに身を投じることになり、第25節バレンシア戦前にはホセ・ボルダラス監督の解任の可能性が現地メディアで報じられた。

そして、迎えたバレンシア戦はヘタフェとボルダラス監督にとって決戦だった。ヘタフェは3-0と快勝したが、スターティングメンバーに「Take」の名前はなかった。

バレンシア戦で途中出場
バレンシア戦で途中出場写真:ムツ・カワモリ/アフロ

「タケ・クボ、ヘタフェでも同じ扱いに」

(https://www.marca.com/futbol/getafe/2021/02/23/6034e458e2704e88448b45db.html/原文ママ)

スペイン『マルカ』が厳しい論調で書き立てた。ウナイ・エメリ監督のビジャレアルで試合に出られず、プレータイムを求めて移籍を決断した久保だが、ボルダラス監督の下でも信頼を得るには至っていないというのだ。

また『マルカ』のアンケートでは、「久保が今シーズンをどのように終えると思いますか?」の問いに対して、26%が「レギュラーになる」に、74%が「エメリの時と同様にボルダラスのところでもサブになる」に票を投じている。票数は5万6098票(3月1日午前時点)だった。

(全3003文字)

■指揮官の言葉

この記事は有料です。
誰かに話したくなるサッカー戦術分析のバックナンバーをお申し込みください。

スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

森田泰史の最近の記事