まるでお店みたい!これさえ守れば家でもできる「栗の渋皮煮」♬ 初めてでも失敗しない3つのポイント
一度は作ってみたい!ホックリ甘さが染みた「自家製!栗の渋皮煮」の作り方♬
こんにちは^^管理栄養士の関口絢子です。
渋い!えぐい!硬い!煮崩れた!美味しい栗の渋皮煮を作ろうと、手間隙かけてチャレンジしたのに残念な思いをされたことはないですか? 栗の渋皮煮は、上手にできれば甘さを調節したり自分好みの逸品にすることができますが、失敗してしまうケースも少なくありません。
今回は、初めてチャレンジされる方でも美味しくできる「栗の渋皮煮」の作り方と、失敗しない3つのポイントをご紹介します。上等な和菓子のような「栗の渋皮煮」をお楽しみ下さい^^
【失敗しない3つのポイント】
《ポイント① 鬼柄の剥き方》 中の実が出てしまうと煮崩れてしまうので、細心の注意をはらって鬼柄を剥いて下さい。
《ポイント② アク抜き》 1回目は重曹を使って、2回、3回、時には4回と、栗によってアクの抜け方も違ってくるので、スッキリした感じに仕上がるまで丁寧にアクを抜いて下さい。※重曹を入れることでお湯がアルカリ性になり、繊維を柔らかくする効果があります。
《ポイント③ 渋皮のお掃除》 鬼柄をとっただけの栗の周りには渋皮や筋が沢山ついています。それによって歯触りなども変わってくるので丁寧にお掃除をして下さい。
《失敗しない栗の渋皮煮の作り方》
材 料
- 栗 1kg
- 重曹 小さじ1
- キビ砂糖 200g
- お好みでバニラビーンズ 1/2本
作り方
- お湯を沸騰させたら火を止めて、洗った栗を入れて5〜8分浸けて鬼柄をふやかす。
- お水を足して50度くらいに冷ましたら、鬼柄を剥いていく。
- 1ℓのお湯に小さじ1の重曹を入れたら、沸騰してから弱火でコトコト10分程度煮る。
- 3〜4回茹でこぼし、煮汁が赤ワインのロゼ色になるまでアク抜きをする。
- 茹でこぼした最後のお湯にお水を注いで50度位になるまで冷ます。
- 竹串で傷つけないように、栗の黒い部分や筋をお掃除していく。
- 鍋に栗がひたひたになる程度のお水を入れて火にかけ、砂糖を2回に分けて加える。(栗の重さに対して50〜60%が一般的で保存効果も高い)
- 香り付けにバニラビーンズ(中の黒い部分)を入れる。
- 栗が踊らない程度のコトコトした火加減にしたら、落とし蓋をして弱火で20〜30分煮る。
- 火を止めて、冷めるまで放置したら完成です!
ポイント
●鬼柄を剥く時は、軍手やゴム手袋をするなど必ず手を保護することをオススメします。
●鬼殻は栗の底の硬い部分と側面の柔らかい部分の境目あたりに、包丁のあご使って剥いて下さい。
●万が一皮を破ってしまったら、煮崩れてしまうので他のお料理につかうことがオススメです。(黒ずんだ栗も傷んでいるので除きます)
●茹でこぼす度にお湯を沸かすのは大変なので、栗を茹でながら予備でお湯を沸かしておくとスムーズです。
●栗はいきなり冷たいお水にさらすと割れてしまうので、お水を足しながら必ず50度位にして下さい。
●動画では、栗の重さの30%のお砂糖を使って甘さ控えめにしています。
●バニラビーンズは入れても入れなくもOKです。
●木の落とし蓋は栗に傷がつきやすいので、クッキングシートなどを使うのがオススメです。
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★管理栄養士/料理研究家:関口絢子のウェルネスキッチン(チャンネル登録者数44万人)
筆執/レシピ:管理栄養士 関口絢子