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【京都市】伏見区 『理性院』で京の冬の旅「非公開文化財特別公開」で探幽18歳の障壁画が見れる!

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の伏見にある「醍醐寺」。五大力さんでも知られるお寺さんです。

その塔頭のひとつである真言宗醍醐派の別格本山「理性院」は、醍醐寺の境内にある醍醐三宝院の北東にあります。

「理性院」では、3月18日まで「京の冬の旅」特別公開で本堂の平安時代後期「不動明王坐像」(重文)、客殿では狩野探幽18歳の頃の障壁画が初公開されています。

門をくぐるとすぐに目に入るのが、このお地蔵様の数々!とっても可愛いお顔の方から優しい顔の方まで様々なお地蔵様が出迎えてくださいます。

本殿の前にある大きな松の木!とってもご立派!

鶴が二羽向き合った形の紋。こちらの紋を拝見しているだけで平和を感じますね。

「太元さん」とも呼ばれ崇められています。太元さんという名前は、本堂内の中央の厨子には80年に一度のみ御開帳される秘仏・太元帥明王像(非公開)が祀られているため。

仏教界では絶大な力を持って国家を守護するとされる太元帥明王さま。私は、この太元帥明王さまのことを神護寺さんで「高津商会」の「時代劇の小道具展」をしていた時にお坊さんから教えていただきました。

過去記事ご参照→ 『醍醐寺』の三宝院で特別拝観「真言密教最大秘法〜太元帥大法」後拝みでパワーチャージ♪

その横には、平安時代後期の一木造の「不動明王坐像」と左手には鎌倉時代作の「毘沙門天立像」が安置されていました。この毘沙門天様がとってもハンサム!うっとりと見とれてしまいました。不動明王が鎮座されている台座にも注目!また本堂の作りなども格式の高い作りになっていると説明を受けました。

外に出て本堂を見上げると、なんだか不思議な雲の形に出会いました♪

客殿「上段の間」には、江戸初期の絵師・狩野探幽18歳の頃の作とされる「水墨山水図」が見られます。熱心に説明を受けながら、写真をいっぱいお撮りください!と仰ってくださいます。

「上段の間」に上がることすら特別なことなのに、狩野探幽の障壁画の写真を撮れるのは今だけ!と説明を受けます。細かい仕事が見て取れます…。

京の冬の旅では、いつも感動の秘仏公開や文化財の特別拝観などが行われています。

この機会にぜひ!

理性院(醍醐寺塔頭)

2023年1月7日(土)~3月18日(土)

時間:10:00~16:30(16:00受付終了)

場所:京都市伏見区醍醐東大路町21

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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