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マチャドがパドレスで打った本塁打は歴代3位。エンジェルスの前監督に並ぶ。通算本塁打はハーパーと同じ

宇根夏樹ベースボール・ライター
マニー・マチャド/捕手はジョーイ・バート Aug 8, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月8日、マニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)は、1回表にシーズン18本目のホームランを打った。

 通算では、331本目のホームランだ。2012~18年にボルティモア・オリオールズで162本塁打、2018年にロサンゼルス・ドジャースで13本塁打、2019年以降にパドレスで156本塁打を記録している。

 パドレスでマチャドよりも多くのホームランを打った選手は、163本塁打のネイト・コルバートと161本塁打のエイドリアン・ゴンザレスの2人となった。マチャドは、ロサンゼルス・エンジェルスの前監督、フィル・ネビンと並び、3位に位置している。ちなみに、パドレス以外も含めると、コルバートは173本塁打、ゴンザレスは317本塁打、ネビンは208本塁打だ。

 過去5シーズンに、マチャドがパドレスで打ったホームランは138本。その上には、コルバートとゴンザレス、ネビンの他に、154本塁打のデーブ・ウィンフィールドがいた。ちなみに、パドレス一筋にプレーしたトニー・グウィンは、135本塁打を記録した。

 今シーズンが終わるまでに、マチャドは、コルバートに並び、追い抜いてもおかしくない。8月8日は、パドレスの116試合目。レギュラーシーズンの残りは、46試合だ。マチャドは、パドレスの直近46試合、シーズン71試合目~116試合目に、12本のホームランを打っている。コルバートとの差は、7本だ。

 なお、オリオールズ時代とドジャース時代を含めた、マチャドの331本塁打は、歴代118位タイだ。ハンク・グリーンバーグデレク・リーブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)の3人と並んでいる。

 ハーパーとマチャドは、どちらも、1992年に生まれた。誕生月は、10月と7月。ドラフト指名は、2010年の全体1位と3位。メジャーデビューは、2012年の4月と8月だ。ハーパーは、ワシントン・ナショナルズで184本塁打とフィリーズで147本塁打を記録している。

 なお、2010年のドラフトで、ハーパーとマチャドの間に指名されたジェイムソン・タイオン(シカゴ・カブス)は、これまでに140本のホームランを打たれている。そのなかに、ハーパーあるいはマチャドに喫したホームランはない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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