博多の人々のお腹を朝から満たすのはこれ。朝6時から営業の、さっぱり長浜系の朝ラーがいただけるお店。
朝からラーメン
博多の文化の一つ、朝からラーメンをいただく「朝ラー」を愛する博多人は多い。24時間営業や、早朝から営業するお店が存在し、名古屋のモーニングのように博多名物のひとつと言っても良いのではないでしょうか。
様々なお仕事で、朝早くから働く人々のお腹を満たしてきたメニューとして、博多ラーメンは外せない。
その中のひとつ、博多の那珂にある老舗ラーメン「一心亭」。朝6時から営業していて、こよなく愛するファンも多いお店です。
まだ日が昇る前、通りを明るく照らすお店は決して〆のラーメンではありません。
店内はタイル貼りの昔ながらの佇まい。もうかなりの歴史を持つお店のようですが詳しいことはわかりません。その昔、旧福岡市青果市場の方々が訪れるお店として名を馳せたお店のひとつのようです。また、この一心亭という名前は博多に幾つか存在していますが、繋がりがあるかどうかも詳しくはわかりませんが、そこはご容赦ください。
ラーメン
朝から働く博多の人々のお腹を、朝から満たしてきたのはこれ。シンプルな長浜スタイルのラーメンです。現在は青果市場は移転していますが、深夜のお仕事を終えた方、タクシーの運転手さん、そしてラーメンを愛する人々と、多くの人が朝早くからこのラーメンを求めて訪れます。
あっさりとした豚骨の風味に、表面にバリっと浮かぶラード感。カエシの味わいが程よく広がり、この地味ながら無駄のない味わいこそ、THE・長浜スタイル。最後までアツアツでいただける美味しいスープです。
中細サイズのストレート麵も、王道のスタイル。パスッとした食感は硬めでいただくのが美味しいかも。表面に浮かぶたっぷりのネギを絡めながらいただくのが美味しい。
ワンタンメン
メニューは他にもチャーシューメンやワンタンも。白ごはんやかしわめしもあります。そしてやっぱり食べたいのがワンタンメン。大きめのワンタンがたっぷり浮かぶビジュアル。このワンタンはなかなかボリューミーですね。
しっかりと表面にもわかるように浮かぶワンタン。ネギとチャーシューもトッピングされていますよ。豚骨の濃度は高めでないのですが、コク深い味わいなんですよね。シンプルなんですが、飲むごとに深みを増す味わいのスープです。
ワンタンが大きいですね。トロッとしたワンタンは、食べると中の餡はジュワっとジューシーなんです。そしてアツアツで、スープの味と交わるとまた美味い。これはワンタンだけいただいても絶対美味しい。
麺もスルスルっといただきながら、ワンタンもいただく。麺とワンタンを交互にいただくのはとっても美味しいですね。替玉までサラッといただけます。
卓上にはゴマやコショウに紅ショウガ。そして珍しいのが辛にんにく。これは食べ進めながら、アクセントにちょっと交えると味変で美味しい。その他の調味料もお好みにあわせて。
カウンター席と、四角い白のテーブル席も多くあります。店内のスペースは広々としていて、昔ながらのラーメン屋さんといった感じです。
食べ終えたら、日が昇り朝を迎えます。朝6時からのお昼の3時までの営業。朝からお昼の時間帯のみいただけるラーメン。
早朝から働く人々がサクッといただけるメニューとして愛されたのが長浜ラーメンとも言います。長浜系とも思えますが、昔ながらの博多ラーメン。これは朝からでも美味しくいただけるあっさりラーメン。
これも博多文化のひとつ。朝からでも美味しくいただける一杯です。
ラーメン 博多一心亭
住所:福岡県福岡市博多区那珂2丁目22−8
営業時間:月~金 6時00分~15時00分
土曜日 6時00分~14時00分
定休日:日曜日
駐車場:近隣有料